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アニメ職人たちの凄技アニメ職人たちの凄技

【第80回】
今回、スポットを当てるのは、
アダチ マサヒコ

プロフィール

アダチ マサヒコ 1983 大阪生まれ
2010 東京芸術大学大学院デザイン科修了
「BS歴史館」「NHKスペシャル・故宮」「シャキーン!」のアニメーションを担当。
2015年12月~2016年1月放送分の「みんなのうた」では過去に「ねむいいぬ」「おつきさまのうた」「ぼくのそらとぶじゅうたん」「願いごとの持ち腐れ」を制作。
最近では「3341」を制作した。
100分de名著では、「遠野物語」「枕草子」「ハムレット」「茶の本」「荘子」などを手がける。筆の質感などを生かした繊細なタッチが持ち味。

アダチ マサヒコさんに「戦争は女の顔をしていない」のアニメ制作でこだわったポイントをお聞きしました。

今回の小説は女性兵士たちによって女性ならではの
表現や言い回しで戦争を語っています。
その中にはユニークなものもあり、戦争というものを
後世に伝える資料としても独特で且つとても貴重なものだと感じました。

彼女たちの語りは感情に訴えるものが多く、
事実をそのままアニメにしただけではその印象は
視聴者に伝えることができないと考えました。

彼女たちがその当時抱いた感情を、優先して表現することを
テーマとして全体を構成して行きました。

彼女たちの感じた不快感や恐怖、喪失感などが 視聴者にもわかってもらえるように工夫して制作しました。

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