利に放りて行えば、怨み多し
利益だけを目的になりふり構わず行動していたら、
人のうらみを買うのがオチだぞ
(里仁 第4-12)
過ぎたるは猶お及ばざるがことし
やたらに突き進めばいいってものじゃないよ。
やり過ぎは、やり足らないのと似たり寄ったりだ
(先進 第11-16)
君子は器ならず
リーダーはゼネラリストたれ
(この場合「器」とは、なにか特定の才能のことを指す)
(為政 第2-12)
君子は言を以て人を挙げず、人を以て言を廃せず
よいリーダーはよい意見を言ったからといって、
その人をうかつに持ち上げたりせん。
と同時に、誰の発言であっても耳を貸し、
よい意見なら公平にとりあげるものじゃよ
(衛霊公 第15-23)
民を使うに時を以てす
人を使うときには、
時と場合をよく見きわめて使いなさい
(学而 第1-5)
「論語」の章句について、書き下し文は現代仮名遣いで表記し、
金谷治訳注「論語」(岩波文庫)をもとに一部改編しました。
現代語訳は佐久協さんの解釈によるものです。