
- 第1回 6月6日放送 人生は選択の連続だ!
- 人生に選択はつきものだ。ではその選択は、きちんとした理性に基づいたものだろうか。例えば企業の就職人気ランキングは、時代と共に変わる。つまりその時の社会の空気によって、人気が上下する。パスカルは、人間の判断はね環境や習慣などの外的要因に大きく左右されているとした。また人間の願望には限りがないため、常に「この選択で良いのか」と悩み続けると述べた。流されやすく欲深い、それが人間の本性なのだと。第1回では、人生における様々な選択と決断を例にあげながら、人間の思考にはどんな弱点があるのかを考える。
- 第2回 6月13日放送 もっと誰かにほめられたい!
- 人間の願望は、自己愛に源を発している。自分を認めて欲しいという思いが、生きる原動力になっている。しかし自己愛は、時には自慢や嫉妬、羨望を生んでしまう。また人間は、自己愛によって、現実をきちんと直視出来ないことが多い。耳の痛い真実は、身分の上下に関係なく、あらゆる人を傷つけるからだ。パスカルは、人間の考えることは、常に自己愛によってゆがんでいるとした。第2回では、人間の自己愛について解き明かす。
- 第3回 6月20日放送 生きるのがつらいのはなぜか?
- 趣味に打ち込むこともなく、仕事もない状態で、じっと部屋に閉じこもっていると、気分が沈んでいくだろう。パスカルは、人間は何かに熱中していないと生きていけない生き物だとした。そして人間が何かに熱中するのは、やがて訪れる死の恐怖から目をそらし、死を忘れるためなのだとパスカルは述べた。第3回では、人間にとって死とは何か、そして生きるのがつらいのはなぜかを考える。
- 第4回 6月27日放送 人間は考える葦である
- 最終回では、スペシャルゲストとして分子生物学者の福岡伸一さんを招く。福岡さんはこれまで科学の限界を痛感してきた。世界には複雑な要素があまりにも多く、全ての因果関係を突き止めることは不可能ともいえるからだ。「パスカルは“人間には分からないことがある”という事実を前に、人間のおごりをいましめた」と福岡さんは言う。原発事故など、人間の理性の落とし穴が明らかになった今、私たちが忘れてはならないことは何なのか、鹿島茂さんと共に語りあう。