NHK松山放送局 アナウンサー・キャスターページ

プレーの裏側にある「努力のあと」、「込められた思い」に迫りたい

アナウンサー・キャスターインタビュー酒井博司

高校野球やサッカー、テニスをはじめ多くのスポーツ実況を担当している酒井アナウンサー。
スポーツの話はもちろんプライベートの話もしてくれました。

愛媛に来る前の印象はどうでしたか?

実は愛媛に来る前、全国放送のサッカー中継を担当している時、「J2の愛媛FCが魅力的でおもしろいサッカーをしている」、「J1・J2の中で一番若い監督(※2019年開幕当初)がパスを主体とした新しいサッカーに取り組んでいる」、といろんなサッカー関係者の間で評判になっていたんです。全国的に注目される愛媛FCの練習、試合を継続して取材して勉強できる、年齢が近い川井健太監督から色々学びたい、と思っていました。これから愛媛にいる間のライフワークのひとつにしよう、と思いましたね。

<しまなみ海道を自転車走破 立ち寄った大三島・大山祇神社での1枚>

愛媛暮らしも約1年、どうですか?

赴任する前、道後温泉などに来たことがありますが、住み始めると、改めていいところだなって思いますね。なんと言っても、しまなみの風景がすばらしい!サッカーJ3のFC今治のスタジアムから見えるんですよ、しまなみが。サッカー場が丘の上にあって、バックスタンドがないからピッチの向こうに瀬戸内の島々が見える、あえてそういうスタジアムの構造にしているんですけど、サッカー場の芝の緑、青々とした海、濃い緑の島々、そしてスカイブルーの空、このコントラストは最高です。ぜひ、全国からくるJリーグのサポーターに見てもらいたい。
初めて四国に住むので、とにかく四国各県を巡りたいと思ってます。いろいろやりたいことをリストアップしてるんです。たとえばしまなみ海道を自転車走破とか、これは達成したんです。松山から尾道まで自転車2泊3日で往復して・・・。一番きつかったのは、今治から松山に帰ってくる山道でしたね(笑)。あとは石鎚山登山、よさこい祭り、阿波おどりにも行きたい。“四国でやるべき10のこと”って考えはじめたんですけど、今は19まで増えちゃいました。まだまだ増えそうだな~。

ことしはスポーツで大会中止が相次ぎましたが、どう感じますか?

松山市のある高校の女子選手に話を聞いたときに思ったんですけど、その選手は去年の春の時期、部内戦っていって大会に出る選手を決めるチーム内の試合の時に大けがをして手術をすることになって、結局一年間リハビリなどで試合に出られなかったんです。それで、ようやくことし3年生になった夏に試合に出るために頑張っていたけど結局中止になってしまった。メディアは全国大会常連の強豪校の誰々くんに話を聞きましたとか、全国大会がなくなってどうですかって話になりがちなんですけれども、選手たちはそれぞれの目標をもっているんです。中予の大会で上位に行きたい、県大会に出場したい、ベスト8になりたい、それこそ部内でレギュラーになりたいとか、そういういろんな立場の目標を持った人がいて、全国大会だけじゃなくて、様々な目標があってそれに向けて頑張っている中学生、高校生がいるんだっていうことを伝えたいですね。
選手に伝えたいことは・・・うーん・・・難しいですね。「最大の目標」と考えていたでしょうから。気持ちの整理をするのは難しいと思います。これまで多くのトップ選手を取材させてもらいましたが、彼らは目標設定の達人です。自分で目標を定めて、それに向かって努力する、達成できれば、次の目標を作る、失敗したり挫折したりしたら原因を追究してターゲットを修正する。ことしは色んな集大成となる大会はなくなってしまったけど、何とか次なる目標を作って、前に進んでほしいです。スポーツ界では、「○○世代」という言葉をよく使います。「松坂世代」とか「ハンカチ世代」とか。何年後かに、ことし力を発揮する場を失ってしまった選手たちが、世代として一体感を持って大活躍する姿を伝えられることを楽しみにしています。

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