ずっとしこく #38 フラメンコダンサー 小島章司さん ずっとしこく #38 フラメンコダンサー 小島章司さん

今回ご紹介するのは日本のフラメンコのパイオニア小島章司さんです。国内外で活躍し数々の勲章を受賞。魂を込めた踊りで人々を魅了する舞踏家です。

島「1.2.3.4.5.6拍子で・・・1.2.3.4.5.6・・・」

藤「踏みしめる力が、ものすごくパワーが!」

小島「そうですか?」

首藤「はい。」

小島「みんなに言うんだけど、尾てい骨からここ(頭のてっぺん)までね。やっぱりこう、かかとまでちゃんとすぅーっと一本にならないと。こういうシャキッと芯がある音が出ない。」

首藤「はい、すごい・・・すごい。」

#日本人がスペインで学ぶ難しさは?

藤「日本人として飛び込んでいって、難しさってすごくあったと思うんですけど・・・。」

小島「クラシックもピアノもなんかいろいろやってたから、一人前になれるまで死んでも日本には帰らない決心で行ったから、ただひたすら稽古して自分の命が続く限り、エネルギーが続く限り練習していました。寝ても眠くなるまでカスタネットの練習をするとか。」

首藤「すごい・・・そこまでして。」

小島「そこまでやりました。やりつくすことがやっぱり成功の鍵かもしれないね。」

首藤「やりつくす。」

#徳島や四国を意識することは?

藤「徳島の人、四国人を意識するようなことってありますか?」

小島「四国そのものっていうよりもやっぱり空海の道徳観、宗教観。“仁と慈”、そういうものをずっと今でも背中に背負っているような気がしますよ。」

首藤「へぇ。」

島「僕も2回くらい高野山で奉納した。空海の1200周年祭かな。一時間くらい踊りましたけどね。
誰に教わるってこともなく子どもの頃に近所の人と1ヶ月に1回くらいお寺に行ってみんなお祈りするでしょ、田舎の方って。それについて行って、お弁当に釣られて行ったりして。
ずっと祈りの中にいるっていう心地よさみたいなものね。その中に包まれていることがすごくやっぱり僕を育ててくれたひとつだと思います。ずっと自分の心に偽りなく、自分の求める世界に後ろ向きな思いがよぎってもずっと進んでこられたのはやっぱり空海さまが宿してくれたんじゃないかと思うんですけど。」

#故郷・徳島でやりたいことは?

藤「ふるさとでやりたいことっていうのはどういったことがありますか?」

島「もうちょっと学校教育にダンスをって言ってるんだけど、やっぱりどうしてもヒップホップとかそういうのが多くてなかなかフラメンコまでつながらない。僕はこの前の徳島県民文化祭の時にはじめて、それから子どもたちに教えたりして、いくらかはつながっているんですけど、フラメンコやりたいとかって言ってくれる人もいるから、それでなんらかの形で関わっていければそれは素晴らしいことだなと思うので。」

藤「もう本物の情熱が小島さんの体の中から表れている。本当に何か手に入れたいなら本気で求め続ける。なにかそういうものを見つけて打ち込んでいける人生っていうのがすごくうらやましいなとも思いました。」

首藤奈知子の「ずっとしこく」取材日記 首藤奈知子の「ずっとしこく」取材日記

ずっとしこく 第38回は、フラメンコダンサーの小島章司さんです。

1939年に徳島県牟岐町でお生まれになった小島さん。10月で80歳を迎えられます。・・・


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