ずっとしこく #35 内田大輔さん ずっとしこく #35 内田大輔さん

藤「今回ご紹介するのは、高松市でゲストハウスを経営しながら香川の魅力を世界に発信している内田大輔さんです。内田さんが経営するゲストハウスは高松市の中心地にあります。」

藤「失礼します。いいですか。」

内田「はい。どうぞ。」

首藤「お邪魔します。よろしくお願いします。」

内田「こんにちは。」

首藤「首藤です。きょうはいろいろお話聞かせてください。よろしくお願いします。」

内田「はい。内田と申します。」

藤「すごくおしゃれな雰囲気で・・・なにかコンセプトはあるんですか?」

内田「この部屋は僕の脳みそですよ。」

首藤「なるほど。脳みそを表現するとこうなっちゃう感じ。」

内田「あはは。」

首藤「もともとどういう場所だったんですか?」

内田「ここはですね、もともと祖母が持っているアパート。祖母の仕事がペンキ屋さんをしていたんですよ。それでペンキ屋さんの下宿所というか。」

32歳で脱サラし築60年のアパートを改装 2015年にゲストハウスをオープン
ゲストハウスとは安価で利用できる宿のこと 外国人旅行者を中心に人気

#ゲストハウスを始めたきっかけは?

藤「そもそもゲストハウスを始めようと思ったきっかけはなんだったんですか?」

内田「7年くらい前にヨーロッパに旅行に行ったんですよ。一緒にヨーロッパを回ってくれる人が、おもしろい宿を取るって言ってくれて、取ってくれたのが鍵とかを、普通の一般家庭に借りに行ってここが部屋だよってアパートに入って行って。もうバチバチって火花みたいなのが出て。」

首藤「へぇ。これだって?」

内田「これおもしろい!って思って。自分でもしたいなっていうのがきっかけですね。」

#印象的なお客さんは?

藤「どんな面白いお客さんがいました?」

内田「メキシコのフェルナンドっていう人から、直島に行きたい! 地中美術館に行きたい!って言われて、いや美術館予約いるよとか言って・・・。調べたらこの時間でないと、オンタイムじゃないと直島の地中美術館に行って帰ってこれない!っていう時間があって、じゃあもう俺予約取ってやるよ!って言ってバーッと取って、でももう時間があと10分くらいしかなくて・・・。」

首藤「船に乗る時間まで?」

内田「そうそうそう。やばいって言って“しかたない、俺のバイクの後ろ乗れ!”って。で、フェルナンドも無事に直島観光できて、よかったありがとうってなって、その日の晩に飲みに行こうって。」

首藤「2人でですか?」

内田「飲みに行って気づいたら“ヘイ!ブラザー!!”ってメールのやりとりをしていた履歴があって・・・。」

藤「でもそういうのがだいご味なんですかね。」

内田「そうですね。人と人とのセッションというか、その場でしか起きえないハプニングとか、会話とか、そこでしか味わえない経験とかっていうのを求めているのかなという感じですね。」

観光地を巡るだけでなく 人とのふれあいを楽しみに来る旅行者たち

そんな旅行者のために内田さんが制作したのは香川県の観光冊子
パン屋や農家の方など地元に暮らす人たちを紹介している

田「これこれ、これなんですけど。」

首藤「なんですか? 冊子?」

内田「はい。どうぞ。」

首藤「“SANUKI ZINE(さぬきじん)”? 商店街の人たち?」

内田「そうですね。」

#地元の人たちを紹介する理由は?

藤「普通だと観光パンフレットに載らない人たちですよね。なんでそういう人たちを載せようと?」

内田「みんながこの土地を守ってきてくれたからここがあって、いま僕がこういう風にご飯を食べられているので、そういう人たちと旅行者が触れ合うことで何かが起きて、また香川おもしろいねって言ってくれる人が増えるんじゃないかなと。結局やっぱり僕もそうなんですけど、そこに行く理由っていうのはそこに誰かがいるからなんです。誰かが、会いたい人がいるからそこに行くっていうのが旅の本当の主目的だと思うんですよね。そうなった時に例えばその香川にもう一度来たいと思ってもらうためには、やっぱりそこで接する僕ら、本当に人を受け入れたいなって思う人たちが心を全開にして接してあげることがまず第一歩なんじゃないかなとは思います。」

藤「内田さんに会いたい、というのは?」

内田「最高ですね。」

首藤「あはは。」

藤「地元のことが本当に大好きで、地元に住んで暮らしている人をとてもリスペクトしていて、そういう人たちと旅行者の方をつなげたいという熱い思いをすごく感じました。内田さんのような人が外から来る人と香川を結びつけてくださっているというのはとても心強いなと思いました。」

首藤奈知子の「ずっとしこく」取材日記 首藤奈知子の「ずっとしこく」取材日記

「ずっとしこく」第35回は高松市でゲストハウスを経営している内田大輔さんです。


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