ずっとしこく #32 NPO ナナの森 代表 玉城圭隆さん ずっとしこく #32 NPO ナナの森 代表 玉城圭隆さん

藤「今回ご紹介するのは、NPOの代表 玉城圭隆さんです。西日本豪雨の被災地を中心に災害に強い森を作る活動を行っています。」

藤「今はどういう活動をされているんですか?」

玉城「今はですね、“皮むき間伐”という間伐をしています。」

首藤「皮むき間伐?」

玉城「皮むき間伐。人が減ってしまって手入れが行き届かない森がたくさんあるんですね。そういった森っていうのは密集して植えられているので下草が生えていない状態なんですよ。台風とか大雨が来ると直接雨が大地を削ってしまって崩れやすくなっているんですよ。」

首藤「なるほど。」

玉城「また大雨が来るといつ崩れてもおかしくないような場所がたぶんあるんじゃないかなっていうのは、心配はしています。」

皮むき間伐
木の皮をむいて自然乾燥させ 木を枯れさせる間伐方法
間伐することで災害に強い森づくりを目指す

城「緊急的な災害支援や復旧活動も大切だけれども、ふだんから崩れないような環境づくりをすることが大切だなということを身にしみて感じて、間伐することで強い森もつくれるし、それを資源として仕事にもできる環境があるんです。四国には。」

首藤「四国4県同じことが言えますね。高知も香川も徳島も。」

玉城「そうですね。」

玉城さんは豪雨で倒れた木を利用したヘアゴムなども制作
地域の新たな特産品づくりを目指す

藤「やっぱりいろんな所での経験が、また次の災害に活きたりとか、そういうことは多くあるんですか?」

玉城「今まで熊本とか福岡の朝倉市で出会ったボランティアの方々が自分にできることはないかとか、いろいろ背中を押してくれたりとかいろんな協力をしてくれるので、僕がまた被災地に行くことでそういった方々が被災地に足を運んでくれるような役割ができるんじゃないかなと思って、今回も宇和島市のほうに。」

玉城さんは熊本地震をきっかけに日本各地でボランティアに参加
去年 宇和島市に移住し森づくりのNPOを設立
被災地とボランティアをつなぐ活動も行っている

藤「愛媛の印象はいかがですか?」

玉城「沖縄出身なので住民票を移したのが12月だったんですね。生まれてきた2ヶ月の子どもと一緒に。」

首藤「まだ赤ちゃん、ちっちゃいんですよね。」

玉城「はい。冬はやっぱり寒かったです。」

首藤「寒かったですか。慣れました? 12月に越してこられて。」

玉城「そうですね。近所の人と仲良くなって大根とかいろいろ野菜とかもらえるようになってすごい助かってますね。」

首藤「へぇすごい。もうそういうご近所付き合いが?」

玉城「はい。そういうところではすごくありがたい環境です。」

藤「今後はどんな風に?」

玉城「今後はそうですね、災害支援と防災活動として僕らは間伐活動をしているんですけども、まだまだことし愛媛県では始めたばかりなので、森も強くなるし地域の子どもたちや女性とか森に入ってその森が明るくなるので、皆さんの日常と木材っていうのは密接につながっているので、そういったことを少しずつ伝えながら一緒に活動をしていく仲間を少しずつ増やしていきたいと思っています。」

藤「外から来た人ならではの視点で住んでいる私たちが気づかないところを発見してくれて、山が多い四国のこれからのヒントになるのかなと思いました。山と一緒に暮らしていく人間としてはすごく知恵をいただいた気がしました。」

首藤奈知子の「ずっとしこく」取材日記 首藤奈知子の「ずっとしこく」取材日記

「ずっとしこく」第32回は、NPO ナナの森 代表 玉城圭隆さんです。


続きはこちら