ずっとしこく #28 水産加工代表 所紀光さん ずっとしこく #28 水産加工代表 所紀光さん

藤「今回ご紹介するのは高知県土佐市宇佐町でウルメイワシを使い、町の活性化を目指す企業組合の代表、所 紀光さんです。」

藤「こんにちは。」

所「こんにちは、いらっしゃいませ。よろしくお願いします。」

首藤「よろしくお願いします。」

所「どうぞ、ウルメイワシのお刺身です。」

藤「すごい。私初めてです。」

所「今朝、とれたてなので。」

首藤「とれたて!」

所「はい。」

首藤「いただきます。うん。おいしい。とろける。」

こちらの企業組合では地元でとれたウルメイワシの鮮度にこだわり加工や販売が行われています。宇佐町の特産品のひとつです。

#ウルメイワシは干物?

藤「ウルメイワシは本当に干物でしたよね?」

所「そうですね。弱りやすいからこそ、たぶんみんなも干物じゃないと無理だとか、それが結構定着しちゃっていますかね。」

#なぜ生で食べようと?

藤「でもそれがなぜその生で食べようっていうふうに思えたんですか?」

所「ちょっと甘みがあって歯ごたえも良くて、生で食べるとうまいんだぞっていうのは結構漁師さんたちの間では割と当たり前に知られていたんですよ。」

首藤「地元漁師さんたちは食べてた。」

所「食べてた。」

#弱りやすいウルメイワシを流通させるには?

藤「弱りやすいわけですから、それをうまく流通させるっていうのは。」

所「そうですね。やっぱり生で食べてもらおうと思ったら鮮度良くとってこないといけない、鮮度管理がしっかりしないといけない。この宇佐漁港の漁師さんは全部釣りでイワシを釣ってたんですね。一匹ずつ。」

首藤「えっ、一匹ずつ?」

一匹ずつ釣り上げるため魚に傷がつきにくい
すぐに氷水で冷やし魚の鮮度を保つ

「まあ、イワシを釣りで釣るということ自体はすごく効率が悪いですよね。」

首藤「そうですよね。」

所「悪いですよね。まあ、そういった意味では手間は掛かっているけど本物を扱っていれば道を踏み外すことはないかな。じゃあ、ウルメイワシに絞って鮮度にこだわってブランド化していこうと。」

#地域に変化は?

藤「変化は感じますか? 町とかこの地域とか。」

所「まあ、もともとメニューにウルメイワシのお刺身とかってなかったはずなんですよね。それが今はウルメイワシの生食というのも結構当たり前のようにメニューとして出てきているので、そういった意味では食文化を少し変えていけているのかなっていうのは感じますね。」

漁師・商工会・飲食店などの協力で9年前に組合を結成
加工製品のインターネット販売で全国のニーズに応える

#イベントなど考えていますか?

藤「イベントとかそういうことも考えていらっしゃるんですか?」

所「大鍋まつりっていうのが毎年5月3日にやっているんですけど、そこでイワシのつみれ汁とかをふるまってはいるんですけど、それはメインが大鍋なんです。ウルメイワシがメインのお祭りみたいなのを出来たらおもしろいなっていうのは思いますね。」

#活気づくと漁師も自信 地域の人もウルメイワシを自慢に?

藤「活気づいていくと、やっぱり漁師さんも自信が持てたりとか、地域の人も自分のところのウルメイワシだっていうようなことになるんじゃないですかね。」

所「そうですね。われわれの会社だけが盛り上がっていてもなかなかブランド化って進んでいかないので、当然飲食店の方にも盛り上がって、特に地元に関しては、と思いますし、地域に住んでいる住民のかたがたにも宇佐=ウルメがすごいんだよっていうような感じで思ってもらえたらブランド化も進んでいくのかなっていう感じですかね。」

藤「ウルメイワシのおいしさ、もともと漁師さんだけは知っていたわけですよね。それがどう地域活性化につながるか、所さんのような外から来た人が見つけ出してくれた、そこってすごく大きいと思いました。きっとどの地域にも何か宝が眠っているはずなんだけれどもそこに気づけるかどうか、そこがすごく大きなポイントだなと思いました。」

首藤奈知子の「ずっとしこく」取材日記 首藤奈知子の「ずっとしこく」取材日記

「ずっとしこく」第28回は、高知県土佐市宇佐町でウルメイワシを使って町の活性化を目指す所紀光さんです。


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