ずっとしこく #27 山岳ガイド 松本智広さん” ずっとしこく #27 山岳ガイド 松本智広さん

藤「今回ご紹介するのは四国の山のスペシャリスト。山岳ガイドの松本智広さんです。自身で山登りのイベントを企画し多くの人を四国の山に案内しています。」

藤「今日は加茂川のすぐそばで松本さんと待ち合わせをしているのですが…いらっしゃいました。よろしくお願いします、きょうは。」

本「はい、よろしくお願いします。」

首藤「いいお天気になってよかったです。菜の花も咲いて。」

松本「菜の花がきれいですよね。僕もそれに合わせてこの服を選びました。」

首藤「菜の花色。あ、ちょっと私もかぶってるかもしれない。あはは。」

首藤「山は見えてます?」

松本「えぇ、見えてますね。もうずっとこう見えますけど、あのガタガタとした台形型していますよね。あれが石鎚山になりますね。」

藤「あれかぁ…。」

松本「かっこいいんですよね。」

首藤「ちょっとかすんでますけど、でも雪残ってます?」

松本「そう、縦に白いスジが走ってますよね。」

首藤「今までどれくらい登ってらっしゃるんですか?」

松本「登るだけだったら600回は超えちゃっていますね。」

首藤「600!」

これまで国内外の名山で多くの登山を経験してきた

しかし活動の中心はずっと「四国の山」

それは「四国の山」が魅力的だから

#四国ならでは 山のよさとは?

藤「四国の山のよさですね。それは何なのでしょうか。」

松本「四国はね、自然があふれていて海も近い。例えば石鎚山や剣山。そういった所に登ると四国の形が見えちゃうんですよ。こんな言い方するとおかしいかもしれないけど、高い所に登っていきなりですよ。あ、瀬戸内海だ。そして後ろ南の方を見ると太平洋が見える。」

首藤「瀬戸内海も太平洋も両方見えちゃうんですか。」

松本「見えます見えます。はい。あれが高知の海岸の曲線なのね、とか、あれが佐田岬の、風車が回ってるとか、その先になんと九州の由布岳が見えるよ、とか。地図の形が部分でも見えてくると、なんかすごい気持ちになりますよ。」

首藤「それはすごいですね。」

松本さんの“ガイドの哲学”「自然を感じてもらうこと」

藤「全然違う視界の広さなんですね。もう、360度見える。」

松本「そうです。石鎚とか東赤石山とか星がきれいなんですよ。それを見てもらうようになるべくならあえて夜歩いてみたりしていますね。“こんな数の星は見たことない”と言ってくれました。星座が分かりにくくなるくらいなんですよ。」

藤「満天すぎて?」

松本「そう。すごいすごい。
ガイドっていうのは案内者じゃないですか。これが何か、あれが何かと説明する以前の問題だと思うんですよ。人間がやっぱりきれいだなって思ったらやっぱり説明はいらないんだと思うんですよ。その人が感じてくれるとか、こんな事もしたいな、となっていただければもう僕はガイド冥利(みょうり)に尽きますけどね。はい。」

#これからの季節の見どころは?

藤「4月5月とこれからの季節はどういうところに注目でしょうか。」

松本「花が咲き始めます、いっぱい。白い花から始まってですよ、なんかこうね、青というかね。その、ほんと山が彩られるというかですね。どんどんどんどん花の主役というか、役者が変わっていって、まずはピンク色のアケボノツツジが咲き始めて、それはほんときれいですよ。」

首藤「いい季節ですね。だいぶひかれてきました。」

松本「でしょう。山、登りましょうよ。」

藤「あんなに美しい石鎚山を見ながらお話をうかがえたのはとっても幸せな時間でした。松本さんが話してくださった満天の星空をですね、ぜひ多くの人に体感してほしいなと思いました。そして私もいつか!と思っています。」

首藤奈知子の「ずっとしこく」取材日記 首藤奈知子の「ずっとしこく」取材日記

「ずっとしこく」第27回は、山岳ガイドの松本智広さんです。


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