兼題:素麺(そうめん) 添削「はじめの一歩!」


2020年7月11日(土)放送
兼題:素麺(そうめん)

・(1)大汗で湯がくそうめん夏の味   青春親父  

[解説]

「汗」・「そうめん」・「夏」と季語が三つ入っています。

この句で表現したかったのは、「大汗」をかきながら

「そうめん」をゆがいていることですから、

この部分の季重なりを頭から否定する必要はないのです。

が、下五「夏の味」はなくてもよい説明。

同じ場面を巧く表現した投句もありました。

 

・(2)大汗をかいて素麺調える    キートスばんじょうし 

[解説]

(1)の句と(2)の句の違いは

 ・(1)「湯がく」と書かなくても伝わる。

 ・(2)下五を「調える」として人物、動きなどを映像化した。

これらの判断はとても正しいといえます。

季重なりになった時、どの季語が必要で、

どれが不要なのか、自分なりの分析してみることが重要です。

 

・(3)平家谷そうめん流しどこまでも    鈍牛

[解説]

「どこまでも」は、どういう意味でしょう。

平家谷への道が遠いということなら、

(4)の句が参考になります。

 

・(4)流し素麺平家谷への道はこれ    ひでやん

[解説]

いやいや「そうめん流し」の樋が長いのですよ

ということならば、そのように書きましょう。

【添削例】平家谷素麺流しの樋長し

 

・汗まみれ  素麺だけが  喉を越え   言成

・暑い頃  あお竹輝き  夏素麺      なると  

[解説]

五七五の間を空けないのが、俳句の基本的な表記です。

一行で縦書きするのが正しい表記ですが、

ネット俳壇の横書きは泣く泣く許容しています。


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投稿時間:2020年07月13日 (月) 11時40分


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