兼題:鰹(かつお)


2020年5月16日(土)放送
兼題:鰹(かつお)

(※動画は2か月間の公開です)

▼入選
・粗塩の舌ざわりよき鰹かな   かつたろー。
・土佐弁は喧嘩(けんか)の如(ごと)し鰹食(は)む   一港
・室戸沖群なす鰹鳥の群 亀田勝則

【ポイント】
・ご当地感
・味覚につながる触感・質感


▼ギュッと!特選
・柳刃の吸ひつくやうに鰹引く 平本魚水

【解説】
柳刃包丁に「吸ひつくやうに」?それは一体なに?
と思った瞬間に「鰹」がでてくるのです。
この句は本当に新鮮な鰹を知っている人の句です。
高知や愛媛南西部で水揚げされる鰹は、まさに
刃に吸い付くようにモチモチしています。
(そして美しいピンク色です。)
その新鮮さを「柳刃の吸ひつくやうに」とは、
よく書いてくださった。
まさに、ご当地ならではのリアリティではないかと。
そんな鰹知らない!という人は、是非、季語の現場に
食べに来て下さい♪と強くオススメしたいね。

 

▼夏井いつきの添削「はじめの一歩!」
【添削前】初鰹一人こっそりつまみ食い 基人

 
【解説】
 俳句は短いので、情報が重複することを嫌います。
 この句の場合は、「一人」と「こっそり」が重なりますね。
 さらに、「つまみ食い」の段階で「一人」であろう、 
 「こっそり」であろうは想像できます。
 となれば、中七全部を使って、新しい情報を入れることも
 できますよ。
 例えば、こんな具合。

【添削例】 初鰹にんにく匂うつまみ食い

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投稿時間:2020年05月16日 (土) 07時58分


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