3月13日の放送直前の11日、大きな地震が東北と関東地方を襲いました。震災で亡くなられた方々には、心よりお悔やみを申し上げします。そして、被災された皆さまにも心からお見舞いを申し上げます。今の私にできることは限られているけれど、精一杯、皆さんを支えていければと思っています。
さて、心にふれたことを徒然なるままに綴(つづ)ってきたこのコラムも最終回となりました。今回も心をこめて、お伝えしていきたいと思いますm(_ _)m
<大事なことはみんな野球から教わった>
収録前のスタジオではいまだに毎回、緊張します。お客様のプロフィールをご紹介する部分。家でも練習しているけど直前までまた何度か声に出して読んで・・・そしてお二人のゲストをお迎えするんです。
いざ、本番が始まると店長の松尾さんがスムーズに進行してくださるので安心なのですが、ここだけの話、収録が長引いて途中でお腹が鳴りそうになることも。これはマズイ!と曲がかかっている間にチャイ(スパイスとミルクたっぷりの紅茶)にお砂糖を2本入れて、空腹をしのいだりしています (^_^;)
今回は野球評論家の小宮山悟さん、そして落語家の桂米助さん(ヨネスケさん)がお客様。小宮山さんはスポーツ選手の体っていうのか、背が高くて肩幅があって体格ががっちりしていて、すごく背広が似合っていて・・・ お話もとても面白かったです。サッカーと比べると野球って選手が動かない。私、ルールも知らないから退屈っていうのもあったんですけど、実は「心理戦」なんだっていうことがよくわかりました。次はじっくり観てみようっと。米助さんは目を合わせてきちんと話をしてくださるとっても真面目な方。じい〜っと見つめられてちょっとドキドキしてしまいました。おすすめの高知の「カツオのたたき弁当」。ぜひ、食べてみたいです。
「晩御飯に突撃」すること、私もたまにあります。最近、たまたま夕ご飯時に友だちの家におじゃましたら、食卓に「タイスキ」(タイのしゃぶしゃぶみたいな鍋料理)が!!!!(m'□ 'm)お肉、魚のお団子、エビ、野菜。タレも本格的でナンプラーにレモン、パクチーやコリアンダーといったハーブまで並んでいました。タイスキは大好物なんだけど、家で作るなんてこれまで考えたことがなかった。飛び入り参加ではありましたが、お腹いっぱいいただいてしまいました。昔、隣で一人暮らしをしていたおばあちゃんちの晩御飯に突然、よばれたこともあります。食卓にはわらびのおひたし、ふきのとうの味噌炒め、つくしの卵とじといった春の山菜料理が。しかも全部、近くの野山で採ってきたそうです。よそのお宅の晩御飯、思わぬメニューとの遭遇(そうぐう)が楽しいんですよね!
ウチはどうも「おつまみ系」が多いんですが、こないだ、鳥の軟骨をかじってたら奥歯の詰め物がとれちゃって・・・ 久しぶりに行った歯医者さんで生まれて初めて?「正しい歯磨き法」を教わったんです。ブラシは小さ目を選ぶ。毛先は歯の境目45度にあてる。でこぼこしたところはタテ磨き。奥歯もきっちり忘れずに。26歳にして初めて知った「正しい歯磨き」。これがけっこう面白くて毎晩、15分ストレッチのあとの15分歯磨きにハマっています。
<洋を極める 和を極める>
国際ソムリエ協会会長の田崎真也さんと漫才師のパックンことパトリック・ハーランさんをお迎えした今回。私、家でもよくワインを買ってきて飲んでいますが、ラベルに「田崎さんのセレクト」とあると必ず手が伸びます。実際、ハズレがなくておいしい。赤ワインの時は「肉食」なのでイベリコ豚やプロシュートと一緒にいただきます。パトリックさんにお会いするのは二度目。 実は6年くらい前、インターネットで放送していた私の番組に、ゲストとしておいでいただいたことがあるんです。スタジオに入るなり「佐藤さん、お久しぶりです!」。まさか覚えていてくれるとは思わなかったので感激!しました。お笑い番組とはまた違う顔のパックンさん。翻訳の難しさ、英語と日本語のニュアンスの違いといったお話が興味深かったです。
私、学生時代は英語がとっても苦手でした。外国の方とお目にかかっても話せるのは自己紹介とあいさつくらい。で、もっとコミュニケーションをしたいと12月から気になっていた「フランス語」を習い始めたんです。英語の授業は文法とか前置詞とかがややこしくて嫌いだったのですが、今、通っているフランス語教室は会話が中心。最初は読んだり、書いたりしない。文法もまだ。「アロー」「サバ?」なんて私と同じ年くらいの女性の先生と楽しくおしゃべりしています。二日酔いで調子が悪かったある日、「どうしたの?」みたいなことを先生に聞かれたので、簡単な単語を並べて説明しました。「昨日」「ボルドーのワイン」「いっぱい飲んだ・・・」。すると先生が「オー ボルドー!!」と嬉(うれ)しそうに反応。フランス産「ボルドー」ワインのおかげで先生と一気に親しくなれた気がします。
私はまだフランスでボルドーワインを飲んだことはないのですが、お酒はやっぱりその土地で飲むのが一番おいしいですよね。米どころの新潟なら「辛口淡麗(たんれい)」。宮崎なら「芋焼酎のロック」と地鶏の炭火焼。東京ではちょっと苦手だった「しその焼酎」も産地、北海道で飲んだらおいしかった!!!居酒屋のご主人が「そうそう、こっちの水で飲むとおいしいんだよ」っておっしゃってましたっけ。地ビールも好きなんですよ。十勝のビールとジンギスカン料理。少し水っぽいタイの地ビールは、暑い気候とスパイシーなお料理に合うし、ハワイのビールはハンバーガーやロコ飯と。地元のお客さんと一緒にぐぐっと一杯!は生きててよかった、至福のひと時であります。
・・・さて、名残り惜しいのですが今回の「松尾堂」の放送が私にとっては最後のお仕事になります。この番組のおかげでさまざまな分野の方々にお目にかかることができました。第一線で活躍する皆さんのお話に、未熟者の私はいつもいい刺激を受けていたのです。たくさん本も読めたし、憧(あこが)れの作家さんとの出会いも・・・ 店長の松尾さん、そして応援してくださった皆さん、あたたかいフォローを本当にありがとうございました。
昔は人が多くて苦手だった渋谷の街もいつの間にか好きになっていました。収録後、気ままに街歩きを楽しんだり、洋服やアクセサリーを衝動買いしたり、裏通りのパブや居酒屋さんに寄ってちょっと一杯。一息ついて、ゲストの人たちのお話を反芻(はんすう)する貴重なひとり時間でもありました。いつかまた、「松尾堂」にふらりと寄りたいな。それまで皆さん、どうかお元気で (^_^)/ |