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利根川真也

利根川真也

ごあいさつ

 

ごあいさつ島根県の皆さま、どうも初めまして。
2月末(まつ)から松江放送局に勤務している
利根川真也(とねがわ・しんや)です。
いまさらですが、ごあいさつ申し上げます。

私はこの春で、アナウンサー生活6年目に突入しました。
これまで勤務していたのは、岩手県の盛岡放送局。

そう、3月11日、東日本大震災の被災地・岩手です。
5年間暮らして、岩手県内はもちろん隅々まで、
東北地方も宮城県を中心に東北各地へ足を運んでおりました。
こよなく愛してきた岩手の地、そして東北の地。
私が離れてから、大災害に見舞われるなんて思ってもいませんでした。

大きな揺れ、津波が町を呑み込んでいる映像を見て、涙が止まりませんでした。
それと同時に、「岩手に行かないと!」と思い、すぐに向かいました。
岩手を離れて12日後、岩手に再び行くことになるとは......。複雑な心境でした。

被災地の避難所にも行きました。そこでは、被災された方の何人かに、
 「利根川さん、来てくれたんだ。ありがとう。いつも見てるよ。
  これからもテレビで会えるの楽しみにしています。」と言われました。
盛岡放送局の人間として、私に接してくださいました。

ただ、そこで「もう松江放送局に転勤しました」とは言えませんでした。
笑顔で「ありがとうございます。」とひとこと言うだけが精一杯。
どう答えるのが良かったのか、今もその答えは分かりません。

取材でお世話になった方、弟のように接してくださった方、
息子のように可愛がってくださった方......
そのなかで亡くなった方、安否不明の方がいます。
避難所生活をしている方もいます。

東北、岩手が大変な状況なのに、
遠く離れた松江の地に戻り、平穏な日常生活を送る日々。
罪悪感に苛(さいな)まれることもありました。
報道の様子を見守ることしかできず、
もどかしい気持ちになることもしばしばありました。

もちろん、私は被災者ではありませんし、岩手県出身ではありません。
〝お前に何が分かる〟と言われてもおかしくありません。
でも、5年間暮らした岩手、東北への愛、想い。
誰にも負けない、自負があります。

だからこそ、
東北の現状を目の当たりにするたびに辛かったのです。
ようやく気持ちも落ち着いてきました。

今は新天地・松江放送局で、夕方のニュース番組
「しまねっとNEWS610」のキャスターとして、
全力投球する日々です。

1か月経ち、ようやく番組に慣れてきました。
これからは島根県内各地に足を運び、島根の魅力を発信していきます。
岩手を愛した以上に、島根も愛していきたいと思っております。
これからどうぞよろしくお願いいたします。


ちなみに、この1か月で虜(とりこ)になっているのは、
宍道湖(しんじこ)の夕日。
松江の方々はいつもこの景色を見られるなんて、贅沢ですね。

ブログも今後、定期的に更新していきますので、
どうぞお付き合いください。


追伸

岩手の皆々様。東北の皆々様。
復興までは時間がかかりますし、ご苦労も多いことと思います。
私ができることは、
神々が集まる島根の地で、祈り続けること。
被災された方々が1日も早く日常生活を取り戻すことを、
心よりお祈りいたします。


写真 宍道湖の夕日

 

投稿者:利根川真也 | 投稿時間:16:24

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