関口 健

2016年08月02日 (火)♪間もなくビートルズ特番♪(関口 健)


 

実はビートルズファン関口健です。

 

去年行われたポール・マッカートニーのライブで感動の涙を流し、この秋のリンゴ・スターのライブも楽しみで今から胸が躍っています♪

しかも今年はビートルズ来日50年ということでビートルズのドキュメント映画の上映も控えているなど、

ファンにとってはたまらない企画が目白押しです!

 

私にとって、自分を支える‘最後の砦’が、他でもないビートルズでした。

 

こう書くと大げさなように聞こえますが、要は、何か自分にとって不都合な事実などがあった時に

「自分にはこれがあるからそんなことは乗り越えられる」と思えるものって、ありませんか?

例えば上司に不本意に怒られた時に「自分にはきれいな彼女がいるから」「家に帰ればかわいい犬が待っているから」このくらいのことでくよくよしない、などと自分を納得させる材料のことです。

上司の彼女なんて見たこともないくせに「恐らく自分の彼女の方がきれいなのではないか」とか、上司が犬を飼っているかどうかもわからないくせに「自分の犬の方がかわいいのではないか」という、信じられないくらい自己中心的な推測に基づいているのですが、心の中にそんな悪い自分がいるからこそ今まで頑張ってこれたとも言えるのです。

 

毎日の通勤時や運動の際はもちろん常にビートルズの曲を聴き続けてきたので、実は私はビートルズのかなり多くの曲をソラで歌えるようになりました。

そのレパートリーの多さが、いつしか自分の中で勝手になぜか誇りになり、さらに度が進んで‘最後の砦’となっていたのです。

何か不本意な出来事があった時に、器の小さな自分が心の中から出てきて「あいつは絶対にお前ほどビートルズの曲を多く歌えないよ」と耳元でささやいてくれることで、これまで色んなことを乗り越えてきました…。

なんて自分は心が小さいんだと恥ずかしい半面、今まで自分を支えてくれてありがとうビートルズ!

 

そんなわけで、実は今度ビートルズの特別番組をやります!

8月14日(日)午後7時20分~午後11時 

NHK-FM(全国放送)「ビートルズ来日50年!あの歌をもう一度」

ビートルズファンもビートルズ初心者も楽しめる内容になっています。

皆さま、ぜひお聞き下さい!

 

 

投稿者:関口 健 | 投稿時間:09:56 | 固定リンク

2016年06月01日 (水)マーティの衝撃 (関口 健)


 

去年の10月は、

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が描いた

30年先の未来にあたるということで、話題になりましたよね。

これを機に、改めて映画をみるのを楽しみにしていたところ、

いざとなると面倒になったり、

レンタルビデオ屋さんでは貸し出し中だったりして、

世間の熱が冷めた今頃になって、シリーズ3本、まとめて鑑賞しました。

 

いや~、もう、ハラハラしっぱなしでしたよ。

だって、主人公マーティが未来から現代に戻ると、

いたはずの父親が なぜか亡くなっていて、母親が嫌味な男と再婚しているんですよ!

こんなことって、想像できますか?

自分にとって当たり前すぎる環境が、急に なかったことになっていたなんて、

どれほどの衝撃なんでしょうか…。

 

…と、映画の鑑賞後に考えていたら、

脳の奥から、激しくうごめきながら 何かの記憶がよみがえってくるのです。

そうです… “マーティの衝撃”… つい先日、私にもあったんです!

 

では、ここで少し仕事の説明…。

NHKアナウンサーが放送で話すことばは共通語を原則としているので、

いわゆる俗語や方言などは、基本的には使いません。

新人の頃は、

普段のことば遣いが 放送上 正しい使い方なのかどうか自信がなくて、

いつも辞書を持ち歩いて 手当たり次第にことばを調べていました

この仕事について20年、

やっと最近は ことばを調べなくても大丈夫だと思えるくらいになり、

一人前になってきた自信を持てるようにもなりました。

 

そんな中、“マーティの衝撃”は、

東京都内で群馬出身者と話していた時にあったんです。

 

伊勢崎出身の その人は、急にテンションが高くなり、こう言いました。

「いや~懐かしい! こんなところで群馬弁を聞くなんて、うれしいな~。」

「い、いや、やめてよぉ~(笑)

 NHKアナウンサーが‘群馬の方言’を無意識に使うはずがないですから~(苦笑)」

私は、心の中でこうつぶやきながら、

アメリカ人のように、肩をすくめ、手のひらを仰向けにあげて、

‘オーマイガー’をつくりました。

 

‘かざる’って、群馬弁だよね~。 久しぶりに そのことばを聞いたよ!」

確かにその時、「軽く触れる」という意味で

私は‘かざる’ということばを使ったんです。

…えぇ!? ‘かざる’って共通語でしょ!?

 

苦笑いで その場をしのいで、私は家路を走りました。

「ハッ、ハッ、きっと あの人は勘違いしているんだ。

 ハッ、ハッ、まさか一人前のアナウンサーが…。」

ふるさとの埼玉・深谷の方言は 群馬とほとんど同じだけど、

今までの人生ずっと 共通語として‘かざる’を使ってきたし、

何より アナウンサーになって20年間、これほど ことばに敏感に過ごしてきたのに、

まさか今さら 方言を共通語だと勘違いしていたなんて… そんな… そんなバカなぁ…。

 

帰宅後、靴を揃えるのも忘れて、すぐに辞書に飛びつきました。

給与明細を見る時も こんなにドキドキしないだろうという脈拍の中、

辞書のページをめくり、ことばを順に目で追います。

えーと… 「飾り」… 「飾り付ける」… 「飾る」

いや、漢字じゃなくて ひらがなのはず… 「カザルス」 なんだこれ?… 「鹿沢温泉」…。

…‘かざる’が、ないぃぃぃ!!!

 

足元から砂がサーッと流れ去り 奈落の底に落ちていく感覚とともに、

今までの出演番組で 私が満面の笑みで‘かざる’と言っているシーンが、

走馬灯のように眼前を通り過ぎていきました。

 ‘かざる’は 当たり前の共通語だと思って、

放送でも 何のためらいもなく使ってきたのに、

あぁ… 自分は今まで なんという放送をしてきてしまったんだ~!!!

ことばのプロとしてつくり上げてきた常識が 実は常識でなかったという衝撃によって、

‘一人前になった’‘自信がついた’という私の誇りは土台から崩れ去り、

無残にも また振り出しで、何かにおびえて過ごさなくてはなりませんでした。

 

映画の余韻の中で、この記憶が一気によみがえり、

「きっとあの時、マーティも すごく辛かったんだろうな…。」

と、何だか目頭が熱くなってしまいました…。

 

再び辞書を手に歩くようになった私を見かけたら、

せめて優しいことばをかけてやってください…。

 

投稿者:関口 健 | 投稿時間:17:42 | 固定リンク

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