2019年04月25日 (木)新シーズン幕開け、群馬交響楽団(井口 治彦局長)


 

桜も終わり、4月も下旬になってきましたが、はや夏を感じさせるような気候です。13日は、群馬交響楽団の新シリーズ幕開けの定期演奏会でした。曲目はベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ピアノ独奏は清水和音さん)と交響曲第3番「英雄」という、クラシックの王道を行くプログラムでした。指揮は新たにミュージック・アドバイザーに就任された小林研一郎さんです。


小林さんの就任会見の模様は、「ほっとぐんま640」でもとりあげました。演奏会前から聴衆の期待は高まっており、前売り券は完売でした。会場に着いた時にはすでに音楽センターに漂っている空気が、いつもとは違っている感じさえしました。清水和音さんのピアノは、とても骨太で聴き手の胸に“どすん”と響いてくるような重厚な音でした。演奏終了後の拍手も鳴りやまず、何度もステージへ。そして聴かせてくれたアンコールの曲目は、ショパンの「英雄」ポロネーズ。10分近くの名曲で、聴衆にとっては大きなプレゼントとなっただけではなく、次の曲への橋渡しにもなりました。


ベートーヴェンの「英雄」はゆったりとしたテンポで、堂々とした演奏でした。指揮者と楽員一人一人の盛り上がりがひとつになり、大きなうねりとなって客席に届いてきました。そして客席からは期待と感動が波となってステージへ向かい、二つが融合してかけがえのない音楽空間を創りあげていました。


終演後のふれあいトークも、二階に通じる階段にも聴衆があふれるほどの盛況でした。小林マエストロは、聴衆や楽員への感謝を述べられ、群響の演奏が世界レベルに通じていること、また秋からの新しい芸術劇場への期待、さらには移動音楽教室での指揮に意欲も示されました。おなじくふれあいトークに出られた、コンサートミストレスの伊藤さん、ビオラ首席の渡辺さんの達成感に充ちた笑顔も印象的でした。


5月以降も意欲的なプログラムが続きます。また新しいホールでの演奏会も楽しみです。ただ個人的には、群馬音楽センターのたたずまいや雰囲気も好きなので、会場が変わるのは少々寂しい思いもあるのですが・・・


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20190425-2.jpg 写真提供:群馬交響楽団

 

投稿者:井口治彦 局長 | 投稿時間:10:32

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