2018年08月02日 (木)オリンピックをめざす若者へ~幻の五輪元代表からのメッセージ~(井口 治彦局長)


 

東京オリンピック、パラリンピック大会まであと2年となりました。新しい国立競技場や他の施設の建設や整備も進められています。出場をめざす選手たちのモチベーションも一層高まっているのではないかと思います。

 

いまから38年前、1980年にモスクワオリンピックが開催されました。しかしその場に日本選手団の姿はありませんでした。五輪に先立つ1979年、当時のソビエト連邦がアフガニスタンに侵攻しました。それに抗議してアメリカが五輪ボイコットに踏み切り、日本や当時の西ドイツも参加を見送りました。代表になりながら参加できなかった選手たちの悔しさはいかばかりであったでしょうか。

 

群馬県にも元代表がいらっしゃいます。そのひとりが陸上女子走り高跳びの秋田(旧姓八木)たまみさんです。秋田さんは伊勢崎市出身。中学時代から頭角を現し、高校時代はインターハイで三連覇を達成されました。モスクワ五輪に向け、1メートル90センチという記録を出し代表に選ばれました。秋田さんは、“世界のトップ選手を見るいいチャンス“と練習に打ち込んだものの、不参加が伝えられるとそれを静かに受け止めました。そして“自分の身体でどれだけの記録が出せるかが大事であって、それを表現できる場はほかにもある” と気持ちを切り替えたということです。その一方で、“開会式には出たかったなと思います”と振り返ってくれました。

 

秋田さんは今、週二回中学生に陸上競技を指導しています。時代も違い、指導も難しさを増しているようですが、子供たちの話をする秋田さんの目は優しさに溢れていると感じました。東京大会をめざす人たちにこんなメッセージを贈ってくれています。

 

“東京大会は地元のオリンピックでプレッシャーがかかるかもしれないが、その人でなければ経験することのないチャンスだと思う。いろんなことを味わいながら最終的には、メダルよりも「楽しかった!」と思えるようにして欲しいです。” 

20180802.jpg 秋田たまみさん

 

投稿者:井口治彦 局長 | 投稿時間:14:09

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