2018年07月13日 (金)谷川岳の魅力(井口 治彦局長)


 

先日、谷川岳の山開きがおこなわれ、いよいよ山のシーズンが本格化します(といっても山好きな方は季節を問わず谷川岳を訪れていると思いますが)。谷川岳の名は全国に知られており、県外で過ごしてきた私も知っていました。かつては“魔の山”と呼ばれた時代もあり、これまでに800名を超える遭難者が出ていることも知られています。

 

6月に入り私も2回谷川岳を訪れました。一回目は一の倉沢から幽の沢まで歩きました。これ以上ないのでは、と思うくらいの快晴で、山の頂や山並みがくっきりと見えました。マチガ沢を過ぎ一の倉沢では、雪解け水が豊かな沢となっていました。そして一の倉岳が目の前にそびえたち、言葉にならない感動を覚えました。

 

岩が何層にも重なっていて、まさに烏帽子のような岩もくっきりと見えます。ところどころ雪が残っていて、そこでスキーを楽しむ様子もうかがえました。岩の灰色、木々の新緑そして真っ青な空と、なんという色のコントラストでしょう。そして聞こえてくるのは水の流れと鳥、そして子供たちの声。五感で自然の素晴らしさを堪能できるなんて、こんな幸せな瞬間があるでしょうか。

 

先週は谷川岳ウィークでさまざまな催しがありましたが、高倉山の高山植物を楽しむツアーに参加しました。この日も気温は高いものの、風はとても気持ちのいいものでした。まず目に入ってくるのがニッコウキスゲ、黄色い優雅な表情が山いっぱいに広がっています。そしてコバイケイソウ、ヤグルマソウなど花、植物がおもいきり太陽にむかっているような印象でした。後ろを見るとオキノ耳、トマノ耳の双耳峰がそびえ立ち、そこへ至る稜線が緑に囲まれていました。リフトで天神峠まで行くと、そこからは武尊、赤城など群馬が誇る名山が並び立っています。それぞれの山がうまく調和してそびえているようなそんな気さえしながら、山頂でのひと時を味わうことができました。

 

前橋から電車で1時間ほどのところで、これだけの大自然を堪能できるのも群馬ならではの魅力でしょう。標高もそう高くないからかもしれませんが、山並みも威容を誇るというよりも、なにか心優しく親しみやすさを持った山が群馬県には多いなと感じています。

ほっとぐんま640でも「ぐんまの山」をお伝えしています。どうかご覧いただき、山を楽しむ参考にしていただけたら、こんなうれしいことはありません。

 

20180705.jpg  天神峠からみた谷川岳(写真 井口治彦)

 

投稿者:井口治彦 局長 | 投稿時間:11:09

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