2021年10月01日 (金)NHK前橋放送局~藍の種に"まごころ"を込めて(局長 西村 理)


 

広大なロケーション撮影でも話題を呼んだ大河ドラマ「青天を衝け」。多くの県民の皆さんにお楽しみいただき、心より感謝しております。本当にありがとうございます。

群馬県安中市に作られたオープンセット。すでにセットは解体されていますが、一歩踏み入れると「どこまでがセット?」とびっくりするくらいの広さでした。広大な畑に、ロケのために藍や桑などを植え、季節ごとにさまざまな情景を表現しました。そのロケ地で育てた藍からとった種を有効に活用したいと、NHKでは、“藍のたねプロジェクト”を立ち上げ、栄一ゆかりの全国各地の学校などに配付しました。現在、このプロジェクトに参加しているのは、全国50か所以上の小・中学校などの子どもたちです。

県内からは、安中市の細野小学校、磯部小学校、いそべこども園の子どもたちが参加し、学校や園で藍を育てています。子どもたちの活動の様子はNHKのホームページの中で随時紹介しています。ぜひご覧ください。

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【いそべこども園】

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【磯部小学校】

参加校のひとつ、細野小学校では、9月に1、2年生の児童たちが収穫した藍の葉で「たたき染め」を体験。10月中旬に開催される運動会で着る衣装に、思い思いに模様をつけました。10月4日には、埼玉、東京、福島の学校とともに、オンラインで“藍のたねプロジェクト”報告会を行う予定です。10月下旬には藍の葉の「生葉染め」にもチャレンジするそうです。

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【細野小学校「たたき染め」体験】

今回の“藍のたねプロジェクト”を通じて、子どもたちが「ジャパン・ブルー」とも呼ばれる、藍が生み出す色の美しさを体感し、主人公の渋沢栄一が、より身近な存在になるきっかけになればと思います。

広い空、美しい緑、土の色という田舎の風景に溶け込むような、まさに「ジャパン・ブルー」の着物を身にまとい、藍の買い付けに奔走した、経済人渋沢栄一。この商業活動の原点に想いを馳せると、現代社会を生きるための様々なヒントが見えてくる、そのような気がいたします。

10月17日(日)第31回放送では、群馬が誇る世界遺産、富岡製糸場がいよいよ登場予定です。日本の近代化に向けて、ドラマはまだまだ続きます。これからも応援よろしくお願いいたします。

 

投稿者:局長 西村理 | 投稿時間:10:00

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