2021年01月26日 (火)分身ロボットで広がる世界
こんにちは。大森華子です。
1月18日の「ぐんまびと」では
難病で寝たきりの高校生、萩原やよいさんの新たな一歩をご紹介致しました。
放送では、分身ロボットを通して洋菓子店や友人宅へ伺いました。
やよいさんが出かける時は、ストレッチャーを使うため
入口の狭いお店や友人宅などには気軽に外出することは困難でした。
しかし、分身ロボットがやよいさんの代わりとなり、
今まで行けなかったあらゆる場所に出かけられるようになりました。
その他にも、キッチンで料理をするお母さん、晩酌をするお父さん、
このような日常的な家の様子も、
やよいさんにとっては、分身ロボットのおかげではじめて体験できた景色でした。
また、やよいさんは、今まで友達に挨拶するときにはお母さんに手を動かしてもらい
「バイバイ」の動作をしていましたが、
分身ロボットでは自分のタイミングで自由に手を振ることができるようになりました。
他にも、昼寝をするお母さんを見かけると「なんでやねん」とツッコミを入れてみたり、
分身ロボットで表現の幅も増え、コミュニケーションも変化しました。
分身ロボットは、やよいさんとご家族の心と体を軽くし、
新たな未来を見せてくれる存在なのかもしれないと
取材を通して強く実感しました。
取材後、やよいさんに会いに行くと、プレゼントをいただきました。
なんとやよいさんがデザインしたキーホルダー!カラフルで素敵!
(やよいさんはピンクが好きなおしゃれさんなんですよ)
気持ちがとってもうれしくて、思わずほろりしてしまいました。
これからもっと技術が進歩し、
このような分身ロボットが多くの方々に認知され、
ロボットと人間が一緒に暮らす未来も
遠くはないのかなと思います・・・。