2020年6月

2020年06月01日 (月)「電波の日」によせて(局長 平元 亨)


 

この度の新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に、心よりお悔やみ申し上げますとともに、入院・闘病生活をされておられるみなさまの一日も早いご回復と、事態の早期終息を祈念します。そして、医療従事者のみなさまのご努力に、改めて感謝と敬意を表します。

さて、みなさまは6月1日が何の日かご存じでしょうか?

答えは「電波の日」です。

「電波の日」とは、電波法、放送法、電波監理委員会設置法(※1952年に廃止)といういわゆる電波三法が昭和25(1950)年6月1日に施行され、電波の利用が一般開放されたことを記念して、当時の郵政省(現在の総務省)が制定しました。

NHKを規定する放送法が施行され今年で70年となる「電波の日」によせて、今回はNHK前橋放送局の歴史について、少しご紹介させていただこうと思います。

NHKの前身である社団法人東京放送局が、初めてAMラジオ放送を開始したのが大正14(1925)年3月22日。NHK前橋放送局の前身の前橋放送局(JOBG)は、昭和8(1933)年6月23日にAMラジオ局として、旧前橋市南曲輪町(現在の群馬ロイヤルホテルのあたり)に開局しましたが、日中戦争が始まり、昭和13(1938)年の暮れに電波停止、前橋出張所となりました。その後、太平洋戦争を経て、終戦後の昭和25(1950)年6月1日、件の放送法により、特殊法人日本放送協会(NHK)が発足。昭和28(1953)年にはテレビ本放送、そして昭和35(1960)年にはカラーテレビ放送が始まります。

NHK前橋放送局が県域FM放送(当時はJOAP、現在はJOTP)を開始したのが、昭和45(1970)年3月20日。翌年の8月16日には現在の前橋市元総社町に局舎が完成しました。平成に入り、平成元(1989)年には衛星放送、平成3(1991)年にはハイビジョン放送、平成12(2000)年には衛星デジタル放送が始まりました。平成15(2003)年から段階的に始めた地上デジタル放送が完了したのが平成24(2012)年。同年4月2日には、前橋放送局として初の県域テレビ放送「ほっとぐんま640」を開始しました。平成30(2018)年にはBS4K8K放送が始まり、令和2(2020)年4月には放送のインターネット同時配信をスタートさせ、NHK前橋放送局の県域テレビ放送も「ほっとぐんま630」としてリニューアルしました。

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今や電波は、テレビ・ラジオ放送や携帯電話などの身近なものから、警察、消防・救急、防災などの公共性の高い無線通信、更には医療、交通、ドローン、ロボットにまで利活用されるなど、私たちの生活に欠かせないものとなっています。電波はこれからも私たちの生活をより便利なものにしていくために利用されることでしょう。NHKとしましても、限られた電波を有効活用し、みなさまの役に立つ、正しい情報とサービスの提供に、これからも努めてまいります。

NHK前橋放送局が開局した当時の面影を今も伝えているものが前橋市内にあります。みなさまよくご存じの「前橋市中央児童遊園 るなぱあく」内にある「ラジオ塔」です。「ラジオ塔」は、昭和8(1933)年に、NHK前橋放送局が開局したことを記念し、NHKと東京電力が県民のみなさまにラジオに親しんでいただこうと作ったものです。

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「るなぱあく」は現在、新型コロナウイルスの影響により、今月中旬までの予定で休園していますが、再開した暁には是非一度訪ねてみてください。昭和の息吹が感じられると思います。

 

投稿者:局長 平元 亨 | 投稿時間:18:21 | カテゴリ:局長 平元 亨 | 固定リンク

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