豊かな風土に恵まれた静岡の食文化

日本一高い富士山や日本一深い駿河湾をはじめとする、豊かな風土に恵まれた静岡県。 温暖な気候、長い日照時間、適度な年間降水量が多種多彩な農林水産物を育む「食材の王国」です。 まずはなんと言っても、海の恵み。 駿河湾は最も深い部分で水深2500m、日本一深い湾です。この深さや黒潮の流れなどの条件に恵まれた駿河湾には、日本の生息魚類の1/3にあたるおよそ1200種の魚類が生息していると言われ、年間を通して新鮮な魚が水揚げされています。マグロやカツオ、アジの水揚げ高は日本一です。また、富士山の豊富な栄養分を含んだ湧水が流れ込むことで桜えびやしらすなどが育まれ、とくに桜えびは、日本で唯一漁獲を許されています。(つまり、日本の桜えびは100%駿河湾で獲れたものなんです!) さらに、牧野原台地とその周辺を中心とした地域で栽培されるお茶は、日本一の生産量を誇ります。古くから生産されていましたが、幕末に静岡茶が海外に輸出されるようになって、品種改良や生産技術の進化が進み、今日まで発展してきました。 さらに、多種多用な柑橘類も。オレンジと温州みかんから生まれた「清見」や、清見とポンカンから生まれた「はるみ」は静岡で開発された人気品種です。 静岡県は、東海道の主要幹線が東西に走るという恵まれた立地環境を活かし、その豊かな食材で首都圏・名古屋などの大都市圏の食卓を彩ってきたのです。