佐賀の豊かな海と肥沃な大地から生まれた食文化

九州北部に位置する佐賀県。北は国定公園に指定された風光明媚な海岸線を誇る玄界灘に面し、南には広大な干潟の広がる有明海と、それに接した肥沃な佐賀平野が広がっています。年間の平均気温が16度前後と穏やかな気候に恵まれ、年間を通して特色ある食材が生産されています。

佐賀県の北に位置する玄界灘は、暖流である対馬海流が流れ込むため、餌となる甲殻類や小魚などが豊富な世界でも有数の好漁場。マダイ、アジ、イカ、ブリ、クエなどの魚介類が多く水揚げされます。
その中でも、近年全国的に注目されているのが「呼子のイカ」。獲れたて新鮮なケンサキイカを活き造りにしたものが人気で、透き通った見た目の美しさとともに、コリコリした食感や強い甘さは、一度食べたら忘れられない味と評判です。

県南には、干満の差が最大6mもあり、干潮時には沖合5~7kmまで広大な干潟が広がる有明海。多くの河川からのミネラル豊富な栄養が流れ込む恵み豊かな漁場でもあり、ワラスボやムツゴロウをはじめとしてちょっと変わった姿かたちをした魚が有名です。
日本一の生産量を誇る「有明海ののり」は1日2回の干出により太陽と海水の二つの恵みをたっぷりと受けて育まれた凝縮された旨味が特徴。

農作物も豊富な佐賀県。たまねぎの生産量は全国トップクラスです。
また、佐賀は九州イチの米どころ。唐津市の菜畑遺跡の水田跡は日本最古のものと言われており、非常に長い稲作の歴史があります。
佐賀平野では、10月に稲刈りをした後、広大な田んぼを使って気球の世界的なイベント「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が行われ、人気を集めています。

そしておいしい食材で作られる料理を彩るのは、伝統的な焼き物の器。白く美しい滋肌、華やかな絵付け、使いやすさと耐久性が魅力の伊万里・有田焼や、古くから茶人に愛されてきた唐津焼など、日本を代表する陶磁器が佐賀にはあります。

食材から器まで、歴史と伝統を守りながらも最新技術を取り入れてきた佐賀県には魅力がいっぱいです。