新潟県の食材・郷土料理 

かぐらなんばん・なす・岩船麩(いわふねふ)・郷土料理「のっぺ」

日本列島の中央部、日本海側に面し、冬にはたくさんの雪が降り積もる新潟県。越後山脈をはじめ、八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳の「越後三山」に代表される多くの名峰が連なり、冬に積もった雪は、春の雪どけとともに清流となって新潟県の大地を潤します。日本一長い信濃川の下流域に広がる越後平野では、米の生産が盛んです。新潟は作付面積・生産量ともに全国トップクラスで、新潟の「コシヒカリ」は、日本を代表するブランド米として知られています。質の良い米ときれいな水から作られる日本酒も名産です。

海岸線は約635kmと長い海岸線と佐渡島を有する新潟県は漁業も盛ん。ブリ、イカ、南蛮エビ、サケなど様々な種類の魚が水揚げされています。他にも高級魚として有名なアカムツや身が詰まった甘みのあるベニズワイガニなどが知られています。

農産物では、スイカや枝豆の栽培面積が全国トップクラス。枝豆は消費量も日本一で6月から10月の間で40種類ほどの枝豆が作られ、食べられています。

かぐらなんばん

新潟県長岡市の伝統野菜でピーマンと形が似ていて、肉厚で大きく辛みの強いとうがらし。夏暑く、朝晩の寒暖差のある気候が辛みを育てます。ゴツゴツとした外観が神楽面(かぐらめん)に似ていることから「かぐらなんばん」と呼ばれるようになったといわれています。もとは自家用として栽培されていましたが、農業祭をきっかけに「長岡野菜」として広く知られるようになりました。サラダ風のたたき、揚げびたし、てんぷらなどで食べられることも多く、みそ漬けや塩漬けにも適しています。

なす

新潟県は日本有数のなすの栽培面積と消費量を誇り、栽培されている品種も多様です。漬物には色彩の良い巾着型のなす、煮物や炒め物には身の崩れない丸なす、焼く場合には果肉のやわらかい長なすというように調理法によってなすの種類が使い分けられています。

岩船麩(いわふねふ)

新潟県では、広い地域で麩(ふ)がよく食べられていて、麩の食文化が根づいています。岩船麩はふっくらとしたおまんじゅうのような丸型で、「丸ふ」ともいわれており、つるりとした中にコシがあり風味豊かな味わいが特徴です。一口大に切ってみそ汁や煮物の具としてよく食べられています。北海道と京都を結ぶ北前船(きたまえぶね)が立ち寄った県北部の岩船で特産品として生産されたため「岩船麩」と名づけられたといわれています。

郷土料理「のっぺ」

のっぺは、正月や冠婚葬祭には欠かせない、新潟県を代表する郷土料理の一つ。里芋や根菜、こんにゃく、かまぼこなどの具を食べやすい大きさに切って薄いしょうゆ味のだしで煮た家庭料理です。県内の地域によってアレンジが異なり、新潟にゆかりのあるサケやイクラが盛りつけられることもあります。