京都の伝統的な食文化

古都・京都。2013年に世界無形文化遺産に登録された「和食:日本人の伝統的な食文化」の礎を築いた、千年の都です。
日本はもちろん、いまや世界中から人気の「京都の豊かな食文化」は、長い年月と多様な文化の影響を受けながら育まれてきました。中でも、和食が無形文化遺産に認められた決め手の一つでもある『四季折々の自然・情感を料理に取り込む表現法』は京料理の神髄。
山・里・川に恵まれた京都の人々は、旬の美味しさと季節の美しさを料理に込め、「茶の湯」や「懐石」から一般の家庭で作られる「おばんざい」に至るまで、脈々と受け継いできたのです。

三方を山に囲まれた京都。その山の恵みの代表格と言えば、春の京たけのこ、秋の松茸、栗、などがあげられます。京都南西部に位置する長岡京市は、「京都の奥座敷」とも呼ばれ美しい竹林が有名です。
里の恵みは四季折々の京野菜。聖護院だいこん、堀川ごぼう、壬生(みぶ)菜、加茂なす、九条ねぎ、万願寺とうがらしなど、京都の地名が付いた野菜が多くあります。金時にんじんや京みずなも有名で、最近では日本全国に出荷されるようになっています。
川の恵みは、水。鴨川や桂川をはじめとする清流が生み出す美味しい地下水は京都の台所を昔から支えてきました。京都の豆腐もおいしい水が生み出す恵みの一つです。