美容・ケア

自律神経を整えて
疲れにくいカラダを手に入れよう!

疲れがとれない、体がだるいは、自律神経の乱れが原因かも。
自律神経を整えて疲れにくいカラダへ。

公開日:2018年8月31日

寝ても疲れがとれない。休んでも体がだるいってことありませんか。
私たちが日々感じている“ちょっとした疲れ”は、自律神経の乱れが引き起こす不快感や、やる気の低下による不調であることが多いのです。
日々の疲れを解消するためには、自律神経を整えつつ、意識を変えることも重要。
そこで、疲れを撃退する意識改革の方法を2つ伝授します。
また、疲れたときに有効なエクササイズもご紹介。
自律神経を整えて、疲れにくいカラダを手に入れましょう!

そもそも自律神経ってなに?

自律神経は、脳の視床下部から全身に行き渡っている末梢神経のひとつです。血行や消化吸収、体温調節などを24時間休むことなくコントロールしています。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類あり、交感神経は、活動的に体を動かす車のアクセルのようなもの。反対に副交感神経は、体をリラックスさせるブレーキの役割があります。
交感神経と副交感神経は片方が活発なときは、もう片方の働きが抑えられるというバランスで働いており、昼間は交感神経が活発で、夜は副交感神経が活発という1日のリズムを持っているのです。
交感神経が活発になりはじめる朝にきちんと起きて行動を始める。反対に副交感神経が活発になりはじめる夕方からはゆっくりと心身を落ち着け、その働きがピークに達する時間はしっかりと眠る。そんな自律神経のリズムに合わせて生活することが健康につながります。

“疲れ”って何?

私たちは「ぼんやりしてしまう」「めんどくさい」「だるい」といった体の不調を「疲れ」と一言で片付けてしまいがちですが、言い換えるとそれは「体の不快感」です。
自律神経のバランスが乱れると、人は疲れ=体の不快感を感じやすくなります。
交感神経と副交感神経の両方がきちんと働いていないと自律神経のバランスが乱れ、それが不快感につながるのです。
疲れにくい体を手に入れるためには、自律神経を整えることを考えましょう。

“疲れ”が変わる! 意識改革

その1 疲れたときこそ動くべし!

帰宅して家事などにとりかかる前に「とりあえずひと休み」とソファに座ってしまい、そのままダラダラと過ごしてしまったってことありませんか?
それは、アクティブモードだった交感神経の働きが下がり、リラックスモードの副交感神経が活発になったから。そこから再び交感神経を働かせるには気力が必要で、結果的にはなにもしないまま、後悔だけが残ることに。
疲れたときにこそぐっと我慢して、やることをテキパキと片付けながら、交感神経をクールダウンしていきましょう。

その2 心地よさに敏感になるべし!

イライラしたり、疲れたなと感じたときは、好きな音楽を聴いたり、ゆったりと散歩に出かけたり、好きな香りを嗅いだりなど、自分自身が心地よくなる行動をとりましょう。自分なりのパワースポットやルーティンを持つことで、呼吸が安定して、気持ちが落ち着き、それが副交感神経にもいい影響を与えてくれます。また、普段から自分がなにを「心地よいと感じるのか」について敏感になっておくことも大切です。

疲れをほぐす! 上体のばし振り子運動

体中の細胞の隅々まで血液を行き渡らせるためのストレッチです。
動きを覚えるまでは、呼吸は意識しなくても大丈夫!
朝と夜に1回行うのがおすすめです。
  1. 1足を肩幅に開き、両手を上に伸ばし、頭の上でクロスして手のひらを合わせる。

メモ

手のひらを合わせるのが難しい人は、クロスさせるだけでもOK。

  1. 2息を吐きながら、上体を横に倒す。脇腹から腰にかけての筋肉が伸びていることを意識して。
    一度元の姿勢に戻したら、反対側も同様に。
    息を吐きながら前へ上体を倒す。おへそに力を入れて、背筋が曲がらないように。90度倒したら、息を吸いながら元の姿勢に戻す。

メモ

慣れるまでは、呼吸は意識しなくてもOK。
慣れてきたら呼吸も意識しましょう。

  1. 3ゆっくり呼吸をしながら、指先で円を描くように上半身を大きく回す。1周したら逆方向へ回す。

気持ちが落ち着くおすすめアイテム

ぬりえ

集中することで呼吸が整い、気持ちも落ち着いてきます。飽きがこないように自分で楽しめる絵柄を選ぶのがポイント。さらに完成したときの達成感も副交感神経の働きをアップさせてくれます。

教えてくれた人

小林 弘幸

  • 順天堂大学 医学部教授

プロフィール

自律神経研究の第一人者として、トップアスリート選手などの指導に携わるほか、日本初の便秘外来を開設し、腸のスペシャリストとして診療にあたっている。