料理

野菜のメキキ なす編

夏野菜の王様、なす。
一般的な千両なすのほかにも、長なす、丸なす、米なすと種類も豊富。
目利きのポイントを知っておいしいなすを選びましょう。

公開日:2018年7月20日

焼いてよし、揚げてよし、煮てよしと、どんな料理法にも相性のよいなす。
日本では、高温多湿な夏がなすの一番おいしい季節です。
元気で新鮮ななすの選び方と保存のポイントを野菜のプロが伝授します。

旬は7〜9月

亜熱帯が原産のなすは、高温多湿な7〜9月に最盛期を迎えます。
日本は原産地に気候が似ていて、生産量も多く、なじみの深い野菜となりました。

分類:ナス科ナス属
原産地:インド(推定)
旬:7〜9月

メキキのポイント

1.濃い色をしているもの

「なす紺」といわれる濃い紺色を選びましょう。濃い色は夏の日差しをたっぷり浴びた証拠です。

2.肩が張って、がくがしっかりしたもの

なすはぶら下がってなる野菜。重力に負けずに育った、肩が張っているものがおすすめです。
また、なすはがくに覆われた部分から栄養を吸収し、下に向かって成長します。実の上部が、まんべんなくがくで覆われていると堅さにむらが出ません。がくが実のまわりにしっかりとついているものを選びましょう。

3.がくにとげがあると、なおよし

収穫前のなすには、多くの場合がくにとげがついています。このとげは、冷却装置の役割を担うもので、暑さから身を守っています。
とげがあるものを見かけたら、それは鮮度がよいという証です。

おいしい切り方

なすの出始めの頃は、皮が柔らかいので縦半分に切り、両面に切り目を入れて火の通りをよくします。
皮が張って堅くなってくる8月の後半以降は、輪切りや乱切りにするのがおすすめです。

保存のポイント

なすは水分が多く、冷蔵庫の中では自らの水分で劣化を早めてしまいます。
新聞紙に包み常温で保存しましょう。
保存期間は、2〜3日が目安です。

教えてくれた人

内田 悟

  • 築地 青果店代表

プロフィール

「野菜は大地の命そのものだ」をモットーにする、野菜のメキキ。野菜コンサルタントとして各地で講演活動などを行っている。 野菜に関する著書も多数。