料理

野菜のメキキ ピーマン編

年中店頭で見かけるピーマンですが、旬は夏。
よりおいしいピーマンを見分けましょう。

公開日:2018年7月20日

ピーマンは熱帯アメリカ原産のナス科の野菜。
成熟すると赤く色づきますが、私たちが食べているのは成長の途中段階のものです。
自然に育った、おいしいピーマンの選び方と保存法を野菜のプロが教えます。

旬は6〜8月

ピーマンはナス科の植物で、熱帯アメリカが原産。6〜8月の暑い時期が旬となります。
ピーマンは、本来成長するにつれて赤く熟していきます。私たちが一般的に食べているのは、熟す前の若い段階のものです。
赤や黄色と色鮮やかなパプリカもピーマンの仲間ですが、ピーマンが成熟したものではありません。ただし、見分け方は同じです。

分類:ナス科トウガラシ属
原産地:熱帯アメリカ
旬:6〜8月

メキキのポイント

1.淡い緑色をしているもの

ピーマンは緑野菜。緑野菜の表面は、クチクラ層という植物性たんぱく質の膜で覆われていて、紫外線や乾燥などから保護しています。これが野菜の色にも関係してきます。
自然の速度で育つと、クチクラ層ができて、淡い緑となります。

2.肩が張ってツヤがあり、逆三角形のもの

ピーマンのようにぶら下がってなる野菜で肩が張っているのは、重力に負けずに育ったという元気の証です。
さらにツヤがあって、ずん胴型よりも逆三角形のものがおすすめです。
パプリカも同様に色鮮やかで肩が張り、逆三角形のものがよいです。

おいしい切り方

ピーマンの旬には、前半のはしり、中盤の盛り、そして後半の名残(なごり)があります。時期によって切り方を変えることで、アクの出方が変わり、よりおいしく味わえます。
はしりのピーマンは皮が薄く柔らかいので、縦に切るせん切りがおすすめ。
一方、名残の頃は皮が張って堅くなってくるので、繊維を断ち切る輪切りがおすすめです。

保存のポイント

ピーマンは熱帯原産ですから、冷蔵庫の中は寒すぎます。冷えすぎると味わいが落ちてしまうので、新聞紙に包み、日の当たらない涼しい場所で保存しましょう。
保存の目安は約1週間です。

教えてくれた人

内田 悟

  • 築地 青果店代表

プロフィール

「野菜は大地の命そのものだ」をモットーにする、野菜のメキキ。野菜コンサルタントとして各地で講演活動などを行っている。 野菜に関する著書も多数。