美容・ケア

肩こり借金返済
ストレスを解消する脳の休め方と動作

肩こりの原因のひとつ“ストレス”を解消して、
首と肩を支えている筋肉の緊張をほぐします。

公開日:2018年6月4日

つらい肩こり。肩こりを引き起こす原因を放置すると、
まるで借金のようにどんどん悪化して、肩周辺や腕、首の動きを妨げてしまいます。
大切なのは「肩こり借金」をためないことです。
原因のひとつにストレスがあります。
ストレスを開放して脳を休めることも肩こりを解消するのに効果的です。
ストレス解消に効果的な脳の休め方、
“瞑想(めいそう)発声あおん”とハッピー脳になる腕回しダンスを紹介します。

肩こりってなあに?

首と肩を支えている筋肉、肩甲骨周りの筋肉が緊張して硬くなり、こりや痛みを不快に感じる状態です。

筋肉が緊張すると、筋肉の内部にある血管が圧迫されて血液の流れが悪くなります。すると、筋肉に十分な酸素が供給されなくなり、その部分に疲労物質がたまり、その部位での痛みやこりを感じるようになるのです。

肩こり改善にはストレスへの対応も大切です

体の生理機能を調整する自律神経には、活動しているときや緊張しているときに働く交感神経と、休息しているときやリラックスしているときに働く副交感神経があります。
本来は2つのバランスがとれていることが望ましいのですが、ストレスなどでイライラしたりして交感神経が強く働くと、筋肉の緊張が高まり、肩こりを引き起こしてしまいます。
副交感神経が優位になるリラックスモードに導くために脳を休めて気持ちを落ち着かせ、筋肉の緊張をほぐしましょう。

ストレスを解消する脳の休め方と動作

肩こりの原因のひとつ、ストレスを開放するのに効果的な脳の休め方と動作を紹介します。

メモ

ただし、ここ数日、首肩こりがある方で、どれか一つでも該当している場合は何らかの病気の可能性もあります。医療機関での受診をおすすめします。
・発熱が続いている
・腕や手のしびれが毎日ある
・手での細かい作業ができなかったり手に力が入りにくい
・じっとしていても常に痛い

〔瞑想(めいそう)発声あおん〕

目を閉じて発声をして邪念とストレスを払い、心と体を深いリラックスへと導きます。
  1. 1椅子に座って軽く目を閉じ、両手は太ももの上に置く。手のひらは上向きでも下向きでもよいので、リラックス。肩や腕に力が入らないよう、ゆったりと座る。
  2. 2大きく息を吸った後、「あー」と声を出しながら息を吐く。慣れてきたら、声を出すときに「胃が振動している」とイメージしながら発声する。
  3. 3次に、大きく息を吸った後、息を吐きながら「おー」と声を出す。慣れてきたら声を出すときに「肺が振動している」とイメージしながら行う。
  4. 4同様に、ハミングするように「んー」と声を出します。“む”と“ん”の間のような音のイメージで。慣れてきたら声を出すときに「頭蓋骨が振動している」とイメージしながら行う。
  5. 524を10回行う。

ワンポイントアドバイス

最初は声を出すことだけに意識を集中して行います。声量は大きすぎず、小さすぎずに。声を出す長さは無理なく息を吐き出しきるぐらいまで。慣れてきたら、声を出すときに胃、肺、頭が振動しているというイメージを持ちましょう。「今、ここにあること」に集中して、脳を休め、ストレスを開放していきます。一日数分から瞑想を!

〔ハッピーな脳になる腕回しダンス〕

好きな音楽にのせて、背泳ぎをする要領でリズミカルに腕を回す体操です。音楽のリズムを楽しみながらハッピーに!
  1. 1好きな音楽にのせて、左右の肩を交互に後ろに回す。肩の力は抜いて行う。

メモ

足は肩幅くらいの楽な位置で

  1. 2ひじを徐々に曲げ、左右交互に後ろに回す。腕の動きにつられて、肩も一緒に動かす要領で。腕を少しずつ上げて行う。
  1. 3伸ばした腕を徐々に大きく上げて、左右交互に後ろに回す。音楽にのって、リズミカルに気持ちよく行う。

メモ

※二の腕が気持ちよく伸びるように
※腰を反らしすぎない
※ひじや指先に力を入れない

  1. 413それぞれを左右1セットで8~16回ずつ行う。テンポよく左右交互に肩甲骨が動いているのを感じながら笑顔で!

ワンポイントアドバイス

音楽はリズムが取りやすく、動きやすいものを。テンポは速すぎない、少しゆっくり目の曲がおすすめです。自分が好きで、わくわくするような楽しめる曲なら童謡でもポップスでもクラシックでも、なんでもかまいません。歌いながら行ってもOK! 楽しく音楽にのってください。楽しい気持ちで、そして笑顔で行うことが大切です。笑顔でダンス!

教えてくれた人

松平 浩

  • 医学博士

プロフィール

東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座長、特任教授。腰痛のみならず肩こりのリスク要因に関する研究にも取り組み、かつ肩こりを改善する体操の開発、指導にも注力している。