園芸・グリーン

民芸を暮らしに生かすコツ
“琉球ガラスの器”で花あしらい

沖縄の風景が浮かぶ民芸“琉球ガラス”の器を使って、
涼やかな花あしらいをフラワースタイリストが提案。

公開日:2018年7月6日

大きな自然に抱かれた沖縄。
風土や伝統を背景に生まれた民芸が数多く存在しています。
ぽってりとした質感が特徴の“琉球ガラス”もそのひとつ。
沖縄をイメージした色彩豊かなものや、気泡が入ったもの、
グラデーションが印象的なものなど、さまざまです。
手作りの味わいが感じられる“琉球ガラス”を使った、
花あしらいをフラワースタイリストの平井かずみさんが提案します。
涼やかさを感じられるガラスの器に花を生けて、お部屋に涼を運びませんか。
家にあるガラスの器でもできるアイデアなので、ぜひお試しください。

独自の透明感や色彩が魅力の“ガラス工芸”

日本各地にあるガラス工芸は、その土地独自の製法があり、特徴も様々。
沖縄の“琉球ガラス”もそのひとつで、ぽってりとした質感が特徴です。
琉球ガラスは、戦後の米軍占領期にゴミとして放出したジュースやビールの空き瓶を再生して、ガラス製品を作ったことがはじまり。再生ガラスは、通常の原料でガラス製品を作るより固まるのが早く、薄く作ると割れやすくなってしまうため、厚手になってしまうそう。しかし、その厚みが逆に手作りの味わいとなっています。

琉球ガラスで涼やかな花のあしらいを

民芸の品を日々、愛用しているフラワースタイリストの平井かずみさん。
「琉球ガラスは、ひとつひとつ吹いて作られているし、何とも言えないまろやかな厚みがいいですよね。ガラスの器の中に水を入れると柔らかな雰囲気になって、さらに光が当たると質感が素敵」という平井さん。
平井流の琉球ガラスを使った、花のあしらい方を教えていただきました。

グラスを数個使ってテーブルを演出

高さや形の違ったグラスをテーブルにランダムに配置。花もそれぞれに高さを変えて。そうすることで、リズムが生まれて、表情豊かなアレンジになります。

【花材】バラ、アネモネ、スノードロップなど

ガラスボウルで涼やかに

ガラスボウルを水盤に見立て、花を浮かべて。
器に張った水に光が当たり、涼やかさをプラスしてくれます。

【花材】ビオラ、フリチラリア、エンドウマメなど

ピッチャーは花生けにおすすめ

メモ

平井さんも花器としてよくピッチャーを使っているそう。
ピッチャーは持ち手と注ぎ口があるので、表情が豊かな花器になります。
花生けが上手にみえるのでおすすめです。

教えてくれた人

平井 かずみ

  • フラワースタイリスト

プロフィール

特別なときではなく、日々の暮らしの中に花を楽しむ“日常花”を提案。自身のアトリエを拠点に、花の楽しみ方を伝える教室を主宰し、雑誌、広告などでもフラワースタイリングを行っている。著書多数。