住まい・インテリア
園芸・グリーン

民芸を暮らしに生かすコツ
“鉄器”で花あしらい

フラワースタイリストが“鉄器”を使った
おしゃれな花のあしらい方をご提案します。

公開日:2018年5月11日

地域の風土や伝統を背景に、人々の暮らしから生まれた“民芸”。
職人たちの真面目で誠実な手仕事が魅力です。
温かなぬくもりが感じられる民芸を、
普段の暮らしにさりげなく取り入れてみませんか。
フラワースタイリストの平井かずみさんが、
「鉄瓶」と「鉄鍋」を使った、おしゃれな花のあしらい方を紹介します。

丁寧な手仕事が魅力!“鉄器”とは

日本各地で作られている鉄器。なかでも有名な鉄器のひとつが「南部鉄器」です。
17世紀中頃、南部藩主が京都から釜師を呼び寄せ、茶の湯釜を作らせたのが始まりとされています。
南部鉄瓶は、丈夫で長持ち、孫の代まで使えるといわれ、使い込むほどに趣きが出て、沸かしたお湯もまろやかでおいしくなるそう。
洗練されたモダンなデザインのものも多く、海外でも人気があり、注目を集めています。

鉄器を日々の暮らしに取り入れよう

暮らしにさりげなく民芸を取り入れているフラワースタイリストの平井さんは、日頃から鉄瓶で沸かした白湯を飲んでいるそう。
「寝ぼけて、キッチンまで来て、お湯を沸かして。鉄瓶で沸かした白湯一杯飲むと、気持ちもほっこりして、なんかちょっと嬉しくなります。」と平井さん。

鉄瓶を花器にして

民芸の品は、日々使ってこそ、暮らしを豊かにしてくれる存在。活用することがいちばんという平井さん。小さな鉄瓶をテーブルに置いて飾ります。
枝をスッと伸ばすことで、心地よさを演出しています。
【花材】ヤマブキ リューココリーネ

【花材】ヤマブキ リューココリーネ

メモ

重みのある蓋を花留めとして利用。長い枝や花が、しっかり押さえられて、動きのあるスタイリングができます。

鉄鍋に花をいける

煮物やスープなどなんでも使える鉄鍋。その中に別の容器を入れ、水をはり、花器に。シンプルな黒い鉄器に色鮮やかな花の対比が楽しめます。
いろんな色の花を合わせても、まとまりやすいので、おすすめです。
【花材】スイセン パンジー クレマチスなど

【花材】スイセン パンジー クレマチスなど

メモ

長い時間水を入れていると、さびてしまう鉄器。ガラスや陶器などの別の容器に水を入れて、花いけの道具にしましょう。

教えてくれた人

平井 かずみ

  • フラワースタイリスト

プロフィール

特別なときではなく、日々の暮らしの中に花を楽しむ“日常花”を提案。自身のアトリエを拠点に、花の楽しみ方を伝える教室を主宰し、雑誌、広告などでもフラワースタイリングを行っている。著書多数。