園芸・グリーン

袋栽培で手軽に育てるダイコン 植えつけ編

培養土の入った袋をそのまま利用すれば、省スペースで気軽にミニダイコンが育てられます。

公開日:2018年4月27日

本格的にダイコンを育てようとすると、
大きくて深いプランターが必要になりますが、
ミニダイコンなら、培養土袋にそのままタネをまいて収穫が楽しめます。
まずは、培養土袋で育てるための準備からタネまきまでのやり方をご紹介します。

栽培カレンダー

ダイコンのタネまき

【用意するもの】

野菜用培養土(25ℓ)
目打ち
ビニールクロスまたは麻袋など
ダイコン(ミニダイコン)のタネ
ペットボトルのフタ

【タネ選びのポイント】

  1. 1長さの短い品種を選ぶ
    ダイコンのタネは、育ったときのダイコンの長さが短い品種を選びましょう。20〜30cm程度の長さのものがおすすめ。パッケージに「ミニ大根」などと表示されています。
    また、短い品種は早く収穫できるメリットもあります。
    (収穫まで長い品種は80日以上、短い品種は50~60日)
  1. 2とう立ちの遅い品種を選ぶ
    ダイコンは発芽するときに、寒さ当たると花の茎が伸びて上がってきてしまいます。これをとう立ちといいます。とう立ちしてしまぅと、根が太らなかったり、葉が繁らなかったりして、思うような収穫ができません。
    品種を選ぶときは、タネ袋をよくチェックして「とう立ちが遅い」と表記されているものを選びましょう。

手順❶培養土袋に穴を開ける

ダイコンは水はけのよい環境を好みます。培養土袋をしっかりと自立させて、排水用の穴を、目打ちを使用して開けていきます。
下方に2段、片面10か所以上の穴を開けて、排水性を確保しましょう。

メモ

底面は床にくっついているので、穴を開けても排水しずらいので、できるだけ側面に開けましょう。
底から2cmと5cmの高さを目安に交互に開けるといいでしょう。穴の感覚は7〜8cm程度。
穴が小さいと、排水しずらいので直径5mm程度の大きさを目安に。

手順❷培養土袋をカバーで覆う

袋の上部をハサミで切り、口を開けます。
ここで、培養土袋を用意したビニールクロスなどで覆い、遮光します。
クロスは、培養土袋に合わせて少し余裕をもたせてカットし、裏返しにして培養土袋を覆い、端をホチキスで10か所程度止めて筒状にします。
筒状になったら、裏返して柄を表にし、培養土袋に被せ、上部を培養土袋と重ねたまま外側に折り返します。
土からフチまでの高さは3cm程度。

メモ

培養土袋の透明な部分から光が入ると、土の温度が上がって生育が悪くなったり、コケが生えたりするので、きちんと遮光しましょう。
カバーは耐水性のある素材や麻袋がおすすめ。

手順❸タネまき

15cmの間隔を開けて、2本育てます。
ペットボトルのフタを土に押し付けて、深さ1cm程度のまき穴を作ります。
タネは1穴に4粒、等間隔にまいたら土を被せ、軽く押さえます。
そして、たっぷりと水やりをしましょう。

メモ

タネまきから収穫まで、栽培袋は動かさないようにしましょう。
栽培袋は柔らかいので、動かすと土もダイコンも動いてしまい、いびつな形のダイコンができてしまうことがあります。
ベランダなどで育てていて、動かしたい場合は、栽培袋をキャスター台に乗せて栽培しましょう。

手順❹防虫ネットを被せる

季節が暖かくなると、葉にアブラムシやアオムシなどの害虫がつきやすくなるので、防虫ネットを被せましょう。

【用意するもの】

防虫ネット
支柱4本(90〜120cm)
麻ひも
ホチキス

袋に四隅を作るように支柱を立て、支柱の周りを防虫ネットで覆います。このとき、ダイコンの葉の生育の邪魔にならないようにふんわりと被せます。
端をホチキスで止めて、麻ひもで上部と裾を止めましょう。

【ミニダイコン栽培データ】

科名:アブラナ科
食用部分:葉、根
発芽適温:15~25℃
病害虫:アブラムシ、アオムシ、コナガ、キスジノミハムシ

教えてくれた人

深町 貴子

  • 園芸家

プロフィール

東京農業大学短期大学部卒業。NHK「趣味の園芸 やさいの時間」の講師としてテレビで活躍。野菜作りの魅力を伝えている。