料理

くず野菜のだしでつくる
栄養満点スープ3品

くず野菜でとっただしは、野菜のうまみと栄養がたっぷり。
野菜だしを使ったスープで肌荒れ対策を!

公開日:2018年1月12日

野菜の切れ端、皮、根っこなど、捨てていませんか?
実は、捨てるところがうまみや栄養がたっぷり詰まっているんです。
袋にストックしておけば、両手いっぱい溜まったところで「だし」がとれ、
野菜だけを使っているため、脂肪分がなくヘルシー!
野菜の甘みをダイレクトに感じられるうまみも魅力的です。
お財布や体にもやさしい、野菜だしのとり方と、野菜だしを使った3種のスープをご紹介。
野菜のビタミン、ミネラルが溶け出したスープは、肌荒れ対策にもおすすめです!

野菜だしのつくり方

捨ててしまいがちな野菜の切れ端でつくる野菜だしなら、手軽でしかも栄養満点。
冷凍してそのまま煮出せば、野菜のうまみがぎゅっと詰まった濃厚だしに!

【材料(でき上がり約600ml分)】

くず野菜 150g(両手いっぱい分)
1L
※入れる野菜の種類により、でき上がりの味や色が変わります。

分量を調節したい野菜もあります!

メモ

個性の強い野菜、アクが出やすいものは、分量を減らして使うと味のバランスがよくなります。

臭みが出やすい野菜

カリフラワーやブロッコリーの茎など

主張が強い野菜

ごぼう、ピーマン、ゴーヤーなど

【つくり方】

〈準備〉
くず野菜をジッパー付き保存袋に入れて冷凍しておく。

メモ

冷凍することで野菜の細胞壁が壊れ、栄養やうまみが溶け出しやすくなり、おいしさUP。たまねぎやにんじんの皮、大根の葉の部分を加えると甘みが増します。

  1. 1鍋に凍らせたくず野菜と材料の水を入れて中火にかける。

メモ

沸騰するとアクは出ますが、うまみを含むものもあるので取りすぎないようにしましょう。

  1. 2沸騰したら10分間煮て火を止め、そのまま10分間休ませ、再び火にかけて10分間煮る。

メモ

休ませるほどに濃厚なだしになるので、必ず1回以上休ませてから再度火にかけて完成させましょう。時間があれば2~3回行ってください。

  1. 3ざるに不織布タイプの紙タオルを敷き、2をこす。

メモ

素材を入れたまま一晩おくと、さらにうまみが溶け出して、おいしいだしに仕上がります。

保存について

メモ

だしは、冷蔵で3日間、冷凍で1か月ほど。
保存容器、ジッパー付き保存袋などに入れて保存します。
だしがらは、もともと使わない部分なので、再利用できません。

みそストローネ

いろいろな野菜のうまみが詰まった野菜だし。だし自体が複雑な味なので、スープではみそとアボカドでコクを補い、シンプルに仕上げます。

【材料(2人分)】

野菜だし 300ml
にんにく 1かけ
たまねぎ 1/4コ
じゃがいも 1コ
アボカド 小1/2コ
トマト缶(カット) 1/2缶
オリーブ油 大さじ1
 
〈A〉
酒、みそ 各大さじ1+1/2
こしょう 少々

【つくり方】

  1. 1にんにくは粗みじんに切り、たまねぎとじゃがいも、アボカドは皮をむいて1cm角に切る。じゃがいもは水にさらす。
  2. 2鍋ににんにくとオリーブ油を入れて火にかける。香りがたったらたまねぎを加えて、しんなりするまで炒める。
  3. 3水けをきったじゃがいもを加え、野菜だしを注ぐ。
  4. 4沸騰したら弱火にしてふたをし、5分間ほど煮る。
  5. 5トマト缶と混ぜた〈A〉を加え、弱火でさらに5分間ほど煮る。
  6. 6アボカドを加えて温まったら火を止める。

栄養POINT!

メモ

野菜の細胞内に含まれている成分、ファイトケミカルは、抗酸化力を高める働きがあるといわれています。それに加えて、みその発酵パワーとトマトのリコピン、野菜のビタミンやミネラルなど抗酸化成分が詰まっています。

白みそ仕立ての野菜スープ

油で炒めたねぎの甘みと里芋、白みそでまろやかな味わいです。

【材料(2人分)】

野菜だし 400ml
ねぎ 1/2本
里芋 2コ(150g)
白みそ 大さじ2
少々
オリーブ油 適量

【つくり方】

  1. 1ねぎは1cm幅の斜め切りにする。里芋は皮をむいて4~6等分のくし形に切り、水にさらす。
  2. 2鍋にオリーブ油大さじ1/2を入れて火にかけ、ねぎをしんなりするまで炒めて、水けをきった里芋を加える。
  3. 3野菜だしを加え、煮立ったらふたをして弱火で10分間ほど煮る。
  4. 4里芋に火が通ったらみそを加え、塩で味を調える。
  5. 5器に盛って好みでオリーブ油をかける。

栄養POINT!

メモ

里芋は便秘予防や肌粘膜の保護に。また白みそに含まれるGABAでストレスを軽減することで肌荒れ改善にもつながります。

丸ごとたまねぎとベーコンのスープ

チーズをのせて、見た目も豪華なメインのスープに!

【材料(2人分)】

野菜だし 400ml
たまねぎ 小2コ
ベーコン(ハーフサイズ) 4枚
ピザ用ミックスチーズ 20g
少々
オリーブ油 小さじ1

【つくり方】

  1. 1たまねぎは芯をくりぬき、上から半分の高さまで十字に切り込みを入れる。ベーコンは5mm幅に切る。
  2. 2鍋にオリーブ油とベーコンを入れて火にかけ、表面がカリカリになるまで炒める。たまねぎを加えて野菜だしを注ぎ、塩を加える。
  3. 3沸騰したら弱火にしてふたをし、20分間ほど煮る。
  4. 4たまねぎに竹串を刺し、スッと通るくらい柔らかくなったら器に盛り、チーズをのせてスープを注ぐ。

栄養POINT!

メモ

たまねぎのデトックス作用に加え、ベーコンのビタミンB1は、皮膚の状態を整え、チーズのビタミンA、B2が肌の新陳代謝をアップ。

野菜だしを教えてくれた人

鵜飼 真妃

  • だしライフ研究家

プロフィール

だしソムリエ協会代表。天然だしの風味と香りの繊細な違いがワインに似ていると思いつき、だしソムリエを名乗りブログを開始。その後、だしソムリエ協会を設立し、全国のだしソムリエはのべ3,000人を超え、40名以上の認定講師を輩出。監修著書に「Theだし 基本だけで、こんなにおいしい」などがある。

スープレシピを教えてくれた人

きじまりゅうた

  • 料理研究家

プロフィール

祖母は料理研究家の村上昭子、母も同じく料理研究家の杵島直美という家庭に育ち、自然と料理に親しむようになる。アパレルメーカー勤務の後、料理の道に。同世代のリアルな目線でつくるアイデアメニューが雑誌や料理サイトで人気に。「全部簡単どんぶり」「ちょい仕込みCOOKING」など著書多数。趣味はサーフィンと音楽鑑賞。

栄養について教えてくれた人

友利 新

  • 医師

プロフィール

沖縄県宮古島出身。医師(内科・皮膚科)都内クリニック勤務の傍ら、医師の立場から美容と健康を追求し、美しく生きるための啓もう活動を、雑誌やテレビなどで展開中。2004年、第36回準ミス日本という経歴を持つ。「美肌暦 28日サイクルできれいになる」、「子どもの肌の一生を決める 0歳からのスキンケア」など著書多数。