園芸・グリーン

花を長もちさせよう!
基本の花のあしらい方

花を生けるときに知っておくとよい基本のテクニックと、
吸水性スポンジの使い方を紹介。

公開日:2017年12月12日

花を飾っても、すぐしおれてきてしまう…花が長もちしない…。
そんなときは、花の種類や茎の構造に合わせた切り方を確認してみませんか。
花の切り方の基本とフラワーアレンジメントの強い味方「吸水性スポンジ」の使い方をご紹介。
フラワーアレンジメントだけではなく、花を扱うときに使えるテクニックなので、覚えておくと便利です。
基本を知って、花のある暮らしをもっと楽しみましょう!!

花の切り方

長く花を持たせるコツは、花の種類や茎の構造に合わせて切ること。
花を切ったらできるだけ早く水につけて、茎から水を吸わせます。これを水揚げといいます。最初にバケツなどに水をはり、その中で切ってもかまいません。

節の間を切る

節のある花は節と節の間にはさみをあてる。花を切るときの基本中の基本。

斜めに切る

切り口の断面が広いほど、水揚げがよくなるので、斜めに切るのが基本。

まっすぐに切る

カラーやガーベラ、アマリリス、チューリップなどのような、茎がやわらかくて太いものは、茎の中の繊維がこわれないようにまっすぐに切る。斜めに切ると、断面が折れ、吸水性スポンジにうまくささらないので注意。

手で折る

キクなどの繊維が多い花材は、茎を折ったほうが水揚げがよくなる。これは、ほぐれた茎と露出した繊維によって、吸水面が広がるため。折ったら、使わないほうの茎をちぎり取る。

縦に割る

枝物など、茎が硬くて水を吸い上げにくいものは、適度な長さに切ってから、根元に縦にはさみを入れる。さらに、切り口をはさみの先でこじ開けて、吸水面を広げる。かなり太いものは十字に切ると効果的。

ワタを取り除く

アジサイやライラックなど、茎の中にワタが詰まっているものは、水揚げがしにくいので、詰まっているワタを取り除く。
まず、フローリストナイフで茎を斜めに切り、ナイフの先で白いワタをかき出す。フローリストナイフがない場合は、花ばさみでよい。

吸水性スポンジの使い方

フラワーアレンジメントの強い味方、吸水性スポンジを上手に活用しましょう。
水の含ませ方や花器へのセットのしかたなどを覚えておくと、いつでもアレンジメントが楽しめます。

水を吸わせる

  1. 1吸水性スポンジを必要な大きさに切る。
  1. 2水を入れた容器に、吸水性スポンジを浮かべて放置する。
  1. 3自然にスポンジの空気が抜けると、徐々に水に沈む。空気の抜け道を作って、スポンジの中の空気と吸水する水が入れ替わるようにする。無理に手でスポンジを水に押さえつけたり、水をかけると吸水されない部分ができるので注意。
  1. 4スポンジが沈みきったら吸水完了。

花器に合わせて切る

  1. 1花器の大きさに合わせて、吸水性スポンジをおおまかに切る。
  1. 2花器にセットして、大きさを確認する。
  1. 3この花器の場合は、下側にいくほど小さくなっているので、スポンジがきちんと収まるように微調整する。
  1. 4でき上がり。水を含ませてから使用する。上からはみ出た部分は、アレンジに合わせて、カットや面取りをするとよい。

メモ

透明のガラス器に吸水性スポンジを使う場合は、水を吸わせたスポンジを大きな葉などで巻き、スポンジが見えないように工夫すると、仕上がりが美しくなります。

教えてくれた人

ニコライ・バーグマン

  • フラワーアーティスト

プロフィール

北欧と和の感性を融合したフラワーデザインブランドを立ち上げ、国内外にフラワーショップを10店舗以上展開。自身で考案したフラワーボックスは、フラワーギフトの定番として広く認知されている。2017年5月には、フラワーアーティストとしての経験から生み出される植物の魅力をジュエリーに昇華させたジュエリーブランドをスタートし、幅広く活躍している。