閉じる
らいふ

毎日のくらしを
ちょっとだけ ハイ クオリティーに

仕事に子育てに疲れちゃって、家事をこなしていくだけで手一杯。でも、朝食は家族と楽しく食べたいし、お風呂場の汚れも、ぽっちゃりお腹もなんとかしたいし…。
そんなあなたの毎日をワンランクアップさせる、くらしの情報サイトNHK 「らいふ」。知って得するくらしのアイデアを1分間にぎゅっとまとめた動画や、専門家が監修した記事を集めました。あなたの毎日を楽しく豊かにしてくれる情報が満載です。

その他

低山歩きを楽しもう!
疲れにくい歩き方指南

低い山とはいえ、登山に変わりなし!
山での歩き方の基本を覚えて、
疲れとけがのリスクを減らそう。

公開日:2017年10月13日

初めていく山は、どんな道があるかわかりません。
歩き方の基本を覚えておくと、いざというときに役立ちます。
山を歩くときのポイントは、町での歩き方をそのまま持ち込まないこと。
低山とはいえ、ふだん歩き慣れているアスファルトの平地とは異なり、
上り坂、下り坂、石段、沢道、岩場など、山の中にはさまざまな道があります。
そんな平坦ではない山道の歩き方を低山トラベラーの大内征さんから伝授してもらいました。
体力を温存するための歩き方や、けがをしないための足の運び方など、
ちょっと意識して歩くことで、疲れとけがのリスクを軽減できますよ!

その①
山では歩幅を狭くする

歩くときの鉄則は、町中を歩くときよりも歩幅を狭くすること。これが体力温存するためのコツです。さらにひざをほんの少し曲げる感じで歩いて。

GOOD

身体の軸をまっすぐにして、歩幅を狭くすると体力の消費が低減。ひざをほんの少し曲げる感じで。

NG

大股で上体を反らし、胸を張って歩くと、疲れやすくバランスが崩れます。

その② 
急な坂道は上体をやや前かがみにして、外またで歩く

急な坂道を上るときは、自然に前かがみになりますが、山道でも同じように上体を気持ち前に倒して歩幅は狭く。さらにつま先を外に向けて歩くと、足首に負担がかかりにくく急坂でも楽になります。

GOOD

上体を気持ち前かがみにすると背中に背負ったザックもぴったりと背中に添うので、歩きやすくなります。

NG

上体を反らして胸を張って歩くと、ザックの重みで後ろに引っ張られ、転倒する危険も。
坂道を上るとき、つま先を外に向けましょう。つま先を正面に向けて歩くと足首に負担がかかるので要注意です。

体力がないときに急な坂を上るときは…

カニのように横歩き
急坂が続いてつらいときは、カニのように横歩きを。このときも歩幅を狭くして、半歩ずつ確実に歩くようにしてください。山道では無理をせずマイペースが重要です。

その③
石段は一歩ずつ確実に!

麓や山頂付近にある神社
麓や山頂付近にある神社は登山の安全祈願のためにも、ぜひお参りしたいもの。
といっても、長い石段を登らなくてはならない場合がよくあります。疲れがたまっているときや地面が濡れているときは、特に注意が必要です。
通常の上り下りがつらいときは、坂道と同じように、横に歩いて一段ずつ上がりましょう。

GOOD

石段は一段ずつしっかり足をのせて、確かめながら上り下りしましょう。下がってくることも考えて、上りで体力を使い切らないように。

NG

体力のある人は、つい大股で一段抜かして上り下りをしがち。また、足の裏をしっかり着地せずに上り下りするのも危険です。

その④
岩や沢道は一歩一歩確認しながら歩く

大小の岩がゴロゴロ並んでいたり、岩の間を清流が流れているところは、滑りやすいので注意して歩きましょう。前の人が難なく歩いたからといって、無意識について行かないように。不安な場合はいったん足をおいて、自分が歩けるかどうかを確認するようにしましょう。
岩が迫っている場所は、岩を支えにして一歩ずつ歩いていきましょう。
沢の上にある岩を歩くときは、岩がぐらつかないか、足で確認してから歩きましょう。また、沢道をどうやって進むか、自分なりに足がかりを見つけるのが大事です。

その⑤
トレッキングポールは正しく使う

トレッキングポールは登山ストック、トレッキングステッキなどとも呼びます。登山中の歩行を支えてくれるので、体力に自信がない人は持って行くと重宝します。不安なところを歩く場合、トレッキングポールを先について確認してから進みましょう。
また、使用時の長さの目安は、平地ではひじが直角に曲がって、手がおなかのあたりにくるようにします。そして、上りはそれよりも長さを短くし、下りは長く伸ばして使いましょう。

【グリップの正しい持ち方】

メモ

狭い坂道は上りが優先!

山の中には1人がやっと歩けるくらいの狭い道もあります。
坂道の場合は、上ってくる人を先に通してあげるのがマナーです。
ただし、その道の状況によっては、この限りではありません。
その場合は、交互に譲り合って進みましょう。

教えてくれた人

大内 征

  • 低山トラベラー

プロフィール

宮城県仙台市で育つ。都内で会社員生活を送る中、次第に子どものころからなじんだ山への郷愁にかられ、山歩きを始める。身近にある低山の魅力に目覚めてからは、山にまつわる歴史や伝承を辿りながら日本各地を旅している。著書「低山トラベル とっておき低山30座の山旅ガイド」も発表。