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住まい

暑さを乗り切るための
『寝具』の工夫術

寝苦しさが続くこの夏。
掛け布団や敷きパッドに涼しさを運ぶ工夫を施して、
ぐっすり眠りましょう!

公開日:2017年9月8日

「エアコンにタイマーをかけて寝るけれど、エアコンが切れた途端、蒸し暑さで目が覚めてしまう」
「エアコンで体が冷え過ぎて逆に眠れなくなった」など、
夏の夜の暑さ対策に困ることってありますよね。
そんなときは、夏に適した掛け布団や敷きパッドに見直したり、
涼しさを運ぶちょっとした工夫をして寝苦しさを解消しましょう。

掛け布団と敷パッドを見直そう!

熱帯夜が続くと、蒸し暑くてなかなか眠れず、やっと眠れたと思ったらもう朝…なんてことも。夏の睡眠で不快に感じるのは、背中の蒸れ。マットレスや敷き布団と密着している背中部分は、蒸れやすく、汗をかきやすいため、夜中に寝苦しさを感じて目が覚めてしまう原因になります。何度も目が覚めると結果的に睡眠不足になってしまうので、寝具を工夫して寝苦しさを軽減しましょう。
敷パッドは風が通る立体構造のものにするほか、麻やい草などの素材を用いたタイプに変えるだけで快適性が高まります。また、掛け布団は熱のこもりにくいガーゼケットなど、こちらも夏に適した素材を取り入れましょう。寝具を工夫すると、エアコンの温度設定が高めでも寝苦しさを感じず、朝までぐっすり眠れます。

夏の敷パッド

【立体構造】
特殊立体構造で熱や湿気を放出する敷パッド。触ると涼感のある素材を使ったタイプもあり、爽やかな寝心地を実感できる。

【麻】
天然の麻素材で作られた敷パッドは速乾性に優れているので、肌をさらりと保ち、自然の涼しさを感じられる。

【い草】
吸湿性、消臭性、吸汗性など、い草の持つ特性を生かした寝具。「い草シーツ」「寝ゴザ」と呼ばれ、い草の香りにも癒やされる。
敷パッドにひと工夫で背中に涼しさを!

敷パッドにひと工夫で背中に涼しさを!

ホームセンターなどで手に入る、水草を組んだシーグラスマット(玄関マット)を背中部分のシーツの下に敷くのもおすすめ。

夏の掛け布団

【ガーゼケット】
夏用寝具の主流になっている多重織りのガーゼケットは、通気性、吸湿性、放湿性に優れ、軽くて柔らかい肌触りが特徴。

【薄手の布団】
エアコンをかけて寝る場合は、麻素材のさらりとした肌掛けや夏用の薄手の羽毛布団などを掛け、体の冷えすぎを防止。

【タオルケット】
厚手のパイル素材のタオルケットは吸汗性が抜群。ガーゼケットより保温性が高いので、冷えが気になる人はこちらがおすすめ。

「抱き枕」で背中の通気性を高めよう!

背中の通気性を高める工夫として、抱き枕を使って横向きに眠るのもおすすめです。敷き布団と密着していた背中部分が大きく開き、抱き枕を抱える脇の下やひざの間に隙間ができるので、通気性が格段に高まります。さらに横向きに寝るときに体や腕の重みを分散でき、リラックスして眠れる利点も。使っていない薄手の布団で抱き枕を作ってみましょう。

薄手の布団で手軽につくれる『抱き枕』

理想のサイズは、長さ100cm以上、厚みは10cm程度。これ以上ボリュームがあると、脚で挟んだときに股関節が開きすぎて、寝苦しさを感じてしまうので注意しましょう。
①横幅100cm以上の薄めの布団を使用。両端をきっちりそろえ、厚みが10cm、幅20cmくらいになるように、だ円に丸めて高さを調整する。厚手の冬用敷パッドを使ってもOK。
  1. 1横幅100cm以上の薄めの布団を使用。両端をきっちりそろえ、厚みが10cm、幅20cmくらいになるように、だ円に丸めて高さを調整する。厚手の冬用敷パッドを使ってもOK。
②丸めた布団がほどけないように、ひもなどで留める。抱いて寝ている間に丸めた布団がずれないように、サイズに合わせて数か所留めるとよい。
  1. 2丸めた布団がほどけないように、ひもなどで留める。抱いて寝ている間に丸めた布団がずれないように、サイズに合わせて数か所留めるとよい。

枕パッドも工夫しよう!

寝具を工夫したけれど、やっぱり蒸し暑くて眠れない。もっと暑さから解放されたい。そんなときは、額や後頭部を冷やして脳の温度を下げましょう。保冷剤をタオルで包んで額や後頭部に当てるのが、お手軽ですが、小豆を使った保冷パックを使うのもよいでしょう。冷凍庫で冷やしておくと保冷効果が20~30分間ほど持続し、涼しさを感じながら入眠できます。

繰り返し使える小豆保冷パックの作り方

  1. 1小豆250gをファスナーつきの小袋(17×13cm程度)に入れて閉じる。額や後頭部の面積に近いサイズの袋に入れるのがおすすめ。
  1. 21を冷凍庫で冷やす。小豆は水分を15%ほど含み、冷やすと保冷効果が20~30分間ほど持続。何度も冷やして繰り返し使える。

教えてくれた人

三橋 美穂

  • 快眠セラピスト

プロフィール

睡眠環境プランナー。20年間で1万人以上の眠りの悩みを解決。頭を触っただけでどんな枕が合うか分かるほどの経験を持つ。全国での講演活動や執筆を通して眠りの大切さや快眠の工夫などを提案。世界中で話題の寝かしつけ絵本「おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本」の日本語版監修も手がけている。著書多数。