料理

産地別にワインの味わいを楽しもう

世界各地で生産されているワイン。
その国や地域ごとに個性を持ち、味わいがあります。

公開日:2017年9月15日

ワインは、世界に名だたるワイン王国フランスを筆頭にしたヨーロッパだけでなく、
アフリカやオーストラリア、アメリカ、もちろん日本でも造られています。
地域ごとに特徴があり、気候や土壌によって、見た目や味がさまざまです。
そんなワインの産地別の味わいを紹介します。

産地で違うワインの味わい

ぶどうに適した環境は、年間平均気温が10~16℃が理想と言われ、これに日照や土壌、雨量などの条件がそろった土地で栽培されます。世界地図の中でマークされている地域が主なぶどうの産地です。この中でも、温暖なチリ、アルゼンチン、オーストラリアではぶどうがよく熟すため、酸味が穏やかで果実味たっぷりのワインが造られます。逆にヨーロッパや日本の涼しい産地では、キリッとした酸味が特徴の軽めのワインが造られます。
産地で違うワインの味わい

①ヨーロッパ

フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ポルトガル、ハンガリー、ギリシャなど 国によって品種もさまざま。ドイツは白ワインが中心、イタリアやスペインは独自の品種で造られる個性豊かなワインが多い。スパークリングから白、赤、ロゼ、甘口ワインまで、その土地の個性がワインに表れている。
一つの国の中でも土地の違いでワインはさまざまな味になる。例えばフランス国内ではおおまかにわけても7つの地方に分けられる。

フランス国内

フランス国内

メモ

  1. 1シャンパーニュ地方
    スパークリングの王様、シャンパーニュ(シャンパン)の産地。
  1. 2アルザス地方
    酸味のしっかりした白ワインが特徴。
  1. 3ロワール地方
    軽めの白、赤、ロゼワインを生産。
  1. 4ブルゴーニュ地方
    ピノ・ノワールで造られる赤ワインとシャルドネで造られる白ワインで世界的に有名な産地。
  1. 5ボルドー地方
    長熟タイプの赤ワインで世界的に有名な産地。
  1. 6コート・デュ・ローヌ地方
    まろやかでスパイシーな赤ワインが中心。
  1. 7ラングドック、ルーション地方
    リーズナブルで重めの赤ワインが中心。

②日本 ③南アフリカ ④オーストラリア・ニュージーランド

②日本

軽めのワインが中心。日本固有の品種、甲州の白ワインやマスカット・ベーリーAで造る赤ワインは渋みが穏やかで飲みやすく、和食とよく合う。

③南アフリカ

ケープタウン周辺で栽培。南アフリカ独自の品種、ピノ・タージュの赤ワインや、ソーヴィニヨン・ブランの白ワインなど、軽めのワインが中心。

④オーストラリア・ニュージーランド

安定した品質のワインで、味わいはさまざま。オーストラリアのシラーズで造るスパイシーでしっかりした赤ワイン、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランの爽やかで独特な香りの白ワインが高く評価されている。
⑤アメリカ ⑥チリ・アルゼンチン

⑤アメリカ

カリフォルニア州、オレゴン州、ニューヨーク州が中心。濃厚でパワフルなワイン。アメリカ固有の品種、ジンファンデルで造るワインは、アルコール度が高く、果実味が豊富でステーキなどにも負けない濃厚な味わい。

⑥チリ・アルゼンチン

しっかりした味わいのワイン。比較的リーズナブル。チリワインはしっかり重め、アルゼンチンワインは柔らかく飲みやすいのが特徴。

教えてくれた人

佐藤 陽一

  • ソムリエ

プロフィール

東京・六本木のワインレストラン「マクシヴァン」のオーナーソムリエ。料理人を目指して渡仏し、そこでワインの楽しさに目覚めソムリエサービスを目指す。パリソムリエ協会会員となり、各地で研鑽を積む。帰国後、数店のシェフソムリエを経て2000年に「マクシヴァン」をオープン。2005年、全日本最優秀ソムリエ。2007年、世界最優秀ソムリエコンクールギリシャ大会日本代表。2012年、アジア最優秀ソムリエコンクール韓国大会日本代表。