美容・ケア
5つの自己主張ストレッチでストレスケア
言いたい事を伝える練習、自己主張ストレッチで自分の思考や行動のパターンを見直そう。
公開日:2017年9月1日
ストレスがかかったとき、そこから逃げたりごまかしたりすると、かえってストレスがたまってしまいます。
目の前にあるストレスにうまく対応できるようになる自己主張ストレッチを紹介します。
自己主張ストレッチとは
上手に自分の意見を伝える練習です。「性格的に無理」と思う人もいるかもしれませんが、実はこれは誰でも身につけられるテクニック。練習を繰り返せば、必ず言いたいことを伝えられるようになります。
こんなときにおすすめ!
メモ
・人と話すのが得意ではない
・ほかの人にどう思われているか気になる
・相手に気を遣い過ぎてしまう
【自己主張ストレッチ1】 「言えなかった場面」をリプレイ
「あ〜、今日も言えなかった」とモヤモヤして家に帰ったら、寝る前にその場面を再現。言いたかったセリフを鏡に向かって言ってみましょう。
その際、本当はイヤだと思っているのに笑顔になっていたりして、本心が相手に伝わらない場合もあるので、言葉だけでなく、表情や言い方などもチェックする。
【自己主張ストレッチ2】 「言いたいこと」をリハーサル
苦手な相手と話さなければいけないときは、予習しておくのがおすすめ。このときも、鏡を使うと効果的です。
実際に話して自分の考えを伝えられたとき、「はっきり言っても、思ったより相手は機嫌を損ねないな」ということに気づけば、次からもっと緊張せずに言えるようになる。
【自己主張ストレッチ3】 自分のスピーチを録画して確認する
人前で発表するのが苦手な人は、他人からどう見られているか、気になってしかたがないのでは?そんなときは、自分の姿を動画でチェックするのが有効。たいていの場合、思っているよりもちゃんとできています。
【自己主張ストレッチ4】 自分の「先生」を見つけて観察する
伝えかたがうまい人や、言いたいことをはっきりと言える人など、自分がモデルにしたいと思う「先生」を見つけ、その人を観察しましょう。見ているだけでも効果があり、やがて自分も同じような言い方ができるようになります。【自己主張ストレッチ5】 大事な話は食事をしながら
不安や緊張を取り除くには、意図的にリラックスした状態を作るのがおすすめ。例えば、ものを食べると体も気持ちもリラックスするので、相手に大事な話を切り出さなければならないときは、食事をしながら話すとスムーズに話が進められます。教えてくれた人
熊野 宏昭
- 医学博士、臨床心理士
プロフィール
早稲田大学人間科学学術院教授・応用脳科学研究所所長。「新世代の認知行動療法」について、特に医療場面で短期間で大きな効果を上げることを目指した研究を行っている。臨床面では、不安障害、軽症うつ病、摂食障害、心身症などを対象に、薬物療法や面接療法に加え、心理士と共に認知行動療法、マインドフルネスなどの行動医学的技法を用いている。