ライフスタイル

子どもを熱中症から守ろう
5つの熱中症対策

子どもは熱中症にかかりやすい?
水分補給におすすめのドリンクとは?
熱中症から身を守る服装って?

公開日:2017年7月14日

尋常じゃない暑さが続く夏。
家の中でも、暑さ対策をしていないと大人でも熱中症にかかってしまうことも。
特に小さい子どもは、暑さを訴えることが上手くできないため、熱中症のリスクが上がります。
誰でもできる熱中症対策として5つのポイントを押さえて、
子どもを熱中症のリスクから守りましょう。

熱中症とは?

人の体は、37度以下で一定にコントロールされています。暑さや、運動によって体内で熱がつくり出されると、体温が一定に保てなくなり、どんどん体温が上昇します。この状態が続くことが熱中症です。その結果、意識障害やけいれん、頭痛、めまい、手足のしびれ、筋肉の痛み、血圧低下、肝臓や腎臓の障害などの症状が起こり、ひどい場合は、死に至ることもあります。

子どもが熱中症にかかりやすいワケ

大人に比べて子どもは、体温の調節機能が発達していないため、環境の温度変化に影響されやすく、汗をかく能力が低いので、熱中症になりやすいと考えられています。また乳幼児の場合は、常に大量の水分を必要としますが、暑くても自分で水分を補給することや、服を脱いで調整することができないため、熱中症のリスクが高まります。特に小さい子どもの熱中症予防には、保護者の注意が必要です。
子どもが熱中症にかかりやすいワケ

子どもの熱中症対策5つのポイント

❶普段からの体調管理

栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠で、体力づくりが重要です。
体の免疫力が下がっていると、熱中症にかかりやすくなります。

❷顔色・汗のかき方を観察

赤い顔や大量の汗をかいているのは、熱中症のサイン。
涼しい場所で十分な休息をとりましょう。

❸こまめな水分補給を!

利尿作用の少ない「麦茶」や「そば茶」がおすすめ。スポーツドリンクや、体への吸収が早い経口補水液も有効です。緑茶には、利尿作用があり、摂取した以上に水分が失われる可能性があります。

❹日頃から暑さに慣れさせる

日頃から適度に外遊びをして、暑さに慣れておくと、上手に体温を放散することができ、熱中症を防ぐことができます。

❺服装で予防! 

直射日光から守る帽子の着用はもちろん、衣服にも熱中症を予防できるものがあります。着衣が汗で肌にくっつくと、汗の蒸発を妨げ放熱の邪魔になるので、速乾性の高いインナーがおすすめです。

熱中症対策おすすめグッズ

冷感タオル

冷感タオル

首元を冷やすことは熱中症予防に有効です。首の前面あたりの体表近くに太い静脈があり、そこを冷やすと、冷たい血液が体の中に戻り、体を内側から冷やすことができます。水の気化熱を利用した冷感タオルは、水につけるだけなので便利。首に巻けば、遊ぶ時にも邪魔になりません。
冷却スプレー

冷却スプレー

瞬間的に冷却できるスプレーもおすすめ。衣服の上から噴きかけられるものもあり、手軽にクールダウンができます。
湿温度計

湿温度計

熱中症を予防するためには、子どもや自分がいる場所の気温や湿度を把握しておくことが大事です。湿温度計には、熱中症指数が分かるものや、警告サインが出るものがあるのでおすすめ。こまめに水分をとらせたり、部屋を涼しくしたり、外出を控えたりと熱中症への対策ができます。

教えてくれた人

三宅康史

  • 帝京大学医学部 救急医学講座教授

プロフィール

1985年東京医科歯科大学医学部卒。帝京大学医学部付属病院高度救急センター長。
熱中症予防のエキスパートとしてテレビ、ラジオなどメディアに多数出演。熱中症予防を呼びかけている。