美容・ケア

冷え性にさよなら!
ペットボトル温灸術

誰でも簡単に、安全にできるペットボトルを使った温灸をご紹介。
「夏冷え」の解消にもおすすめです。

公開日:2017年7月28日

猛烈な暑さの夏なのに、体は冷えている「夏冷え」。
冷えた室内と暑い屋外との温度差に体がついていけず、体温調節機能が狂っているんです。
体が冷えると「肩こり・腰痛・下痢」といったさまざまな体調不調や
「やる気が出ない」などの精神的な不調にもつながります。
放っておいて慢性化する前に、このペットボトル温灸術を試してみましょう。

ペットボトル温灸術とは?

ペットボトル温灸術とは、お湯を入れたペットボトルをいくつかのツボに順番に当てることで、冷え性をはじめ、さまざまな症状を改善に導くものです。
誰でも簡単に、安全にできるのがこのペットボトル温灸術のいいところです。

ペットボトル温灸の作り方&当て方

❶ペットボトルの準備

❶ペットボトルの準備

ホットドリンク用の空のペットボトル(350ml)を用意。
オレンジ色のキャップのものがホット専用です。

メモ

【注意点】
アルミ缶やスチール缶は、表面温度が高くなるので使用しない。
コールド専用のボトルは、耐熱性に乏しいので使用しない。

❷お湯を注ぐ

❷お湯を注ぐ

「常温の水100ml」と「沸騰直前のお湯200ml(大きな泡が立つ手前。約95℃)」を耐熱性の計量カップに入れて混ぜます。
カップからペットボトルに注ぎ、ふたをしっかり締めます。
適切な温度は60〜70℃です。

メモ

【注意点】
ペットボトルを手に持って注ぐと、やけどのおそれがあるので、シンクなどに置いたまま注ぎましょう。

❸当て方

❸当て方

ペットボトルをツボに当てる際も、ルールがあります。5回以上当てると、刺激が強すぎて逆効果です。
まずは、ツボのあたりにペットボトルを当てます。当たる面積が広いので、おおよその位置でOKです。衣服の上からではなく、肌に直接当てましょう。
熱いと感じるまで当てて、いったん離します。これを3〜4回繰り返しましょう。
くぼんだところや細かい部分は、ペットボトルの底のふちを使いましょう。

メモ

【注意点】
皮膚が赤くなったら、当てるのをやめましょう。もし、熱いと感じなくても、3〜4秒たったら離しましょう。 素手で持つと熱い場合は、タオルなどを巻きましょう。

ツボを知ってペットボトル温灸を試してみよう

ペットボトルQ&A

Q. ペットボトルのお湯の温度で、なぜお灸の効果があるの?
A. 真皮層(皮膚表面から1〜5mm下の層)が50〜60℃になれば、お灸の効果があることがわかっています。ペットボトルに入れるお湯は60〜70℃なので、十分効果が期待できます。
Q. ペットボトルは衣服の上から当てていいの?
A. 温熱の伝わり方が悪くなるので、肌に直接当ててください。
Q. ペットボトル温灸術は1日何回行えばいいの?
A. 毎日でなくても、気になる症状があるときに行えばOK。あまり多く行うとのぼせる恐れがあるので、1日2項目までを目安に。その際、順番通りにすべてのツボに当ててくだい。継続的に症状がある場合には、毎日行うのがおすすめです。
Q. 小さい子どもに温灸するときは?
A. 6歳以下のお子様は、のぼせないように様子を見ながら、ツボ1つにつき1回ずつ、ごく短時間当ててください。
Q. 温灸をしたところが赤くなってしまった!
A. 自然な皮膚反応です。赤くなったら、その箇所に温灸をするのは終わりにしましょう。赤みが消えない場合は、皮膚科を受診してください。

メモ

【注意点】
ペットボトルを皮膚に長く当てすぎると、やけどをする恐れがあります。熱いと感じたらすぐに離し、熱くなくても3〜4秒たったら離してください。
皮膚が弱い人、糖尿病などで低温やけどを起こしやすい人、脳卒中などで感覚麻痺(熱さや痛みを感じにくい)になっている人は、ペットボトル温灸術を行わないでください。
治療中の病気がある場合は、主治医に相談してから行いましょう。
炎症を起こしていると思われる部位、激しい痛みのある部位には、ペットボトルを当てないでください。

監修

若林理砂

  • 鍼灸師

プロフィール

初診予約が2年待ちになるほどの鍼灸院院長(本人指名の初診予約は休止中)。武術家・甲野善紀氏に師事し、古武術はもちろん、東洋医学に通じ、独自の食事指導も行う。健康に関する著書多数。