ファッション・雑貨

ゆかたを楽しむ Q&A

ゆかたのマナーやルーツをQ&Aでご紹介します。

公開日:2017年7月21日

ゆかたはどんな時に着ればいいの? アクセサリーは?
など、ゆかたに関するちょっとした疑問にお答えします。
ゆかたを知れば楽しくなる。
この夏はぜひ、ゆかたで街に出かけましょう。


ゆかたのルーツって何?

現代は夏祭りや花火大会など、夏のイベントには欠かせない「ゆかた」。どんな人が何のために着ていたものなのでしょうか?

高貴な人が入浴時に着た着物です。

ルーツは昔の貴族が入浴時に着ていた麻の衣、「湯帷子(ゆかたびら)」です。江戸時代になって木綿栽培が盛んになり、銭湯が普及して庶民の間でも湯上がりに着る習慣が定着しました。
素材は麻から木綿に変わりましたが、お風呂上がりや夕涼みのくつろぎ着として、現代まで続いています。

ゆかたはいつ着るの?

ゆかたを着るタイミングに決まりはあるのでしょうか?

主流は真夏の7月、8月です。

一般的な着物には季節に合わせた装い方のルールがありますが、基本的にゆかたは現代では遊び着なので、難しい決まりごとはありません。着たいときに着てよいのですが、街着として楽しむにはやはり7月、8月の暑い時期です。花火大会や夏祭りもこの時期に集中するので、もっとも出番が多くなるでしょう。

どこに着ていくの?

普段着慣れないゆかた。 どんなシチュエーションなら似合うのでしょう?

花火大会や夏祭りがよく似合います。

ゆかたも着物の一つで、着物のランクでは最もカジュアルなものです。洋服でいうなら、Tシャツにジーンズのようなもの。着ていく場所や目的もそれと同じと考えるとわかりやすいでしょう。ゆかた姿が似合うのは花火大会や夏祭りなどのほか、スポーツ観戦や野外コンサート、カジュアルカフェ、レストランなどです。昼の時間帯に綿の着物として着ることもできます。そのときは足袋を履くといいでしょう。

アクセサリーはつけてもいいの?

指輪やブレスレット、ピアスなどはOK?

基本的にはOK。ただしえり元はすっきりさせて。

着物にはタブーでも、カジュアルなゆかたなら許されるものも。アクセサリーもそのひとつでピアスやブレスレット、指輪などほぼ洋服と同じように考えてOK。できるだけゆかたと調和するものを選んでください。ただし、えり元をすっきり見せるのがゆかたのポイントなのでネックレスは控えたほうがいいでしょう。ピアスやイヤリングも耳から垂れないほうがすっきり見えます。

帯締めが難しそうですが?

1人で帯締めをしたことがありません。どうやって結べばいいのでしょうか?

兵児帯(へこおび)なら簡単です。

ゆかたの場合、女性は半幅帯(はんはばおび)、男性は角帯(かくおび)を使うのが基本ですがこれらの帯が上手く結べないときは、男女ともに「兵児帯」を試してみてください。「兵児帯」は極端に言うと長い布を体に巻くだけ。形も片結びやリボン結びなので簡単に結べます。

ゆかたはどこで買うの?

どこでどんな買い方をすれば自分に合ったものが買えるのでしょうか?

百貨店や呉服店、スーパーマーケットなどで買いましょう。

5月の連休が終わると百貨店の呉服売り場や呉服店、大手スーパーマーケットの衣料品売り場などでゆかたを見かけるようになります。初めてゆかたを選ぶときは帯をコーディネートしてセットで購入したほうがよいでしょう。そして必ず試着をしてサイズの確認を。

教えてくれた人

安田 多賀子

  • 着物・礼法研究家

プロフィール

京都で着付け技術を学び、1978年にきもの学院を創立。着物文化や礼儀作法の継承を目指し、講演や執筆活動も行う。「きもの親善大使」として世界各地を訪問するなど日本の伝統文化の紹介に努める。