LIFE! MAGAZINE
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vol9

「LIFE!スペシャル 忍べ!右左ヱ門」
忍者衣装が忍んでない!?

忍者たちの衣装デザインを担当したのは、
いま、世界から注目を集める新進気鋭の着物デザイナー〈キサブロー〉。
TVドラマの衣装を手がけるのは初というそのデザインテーマは、「忍んでない忍者」!?

初のTVドラマ衣装デザインについて
キサブローに直撃インタビュー!

キサブロー
多摩美術大学を卒業後、アート・ユニット明和電機に入社。
その後映像制作会社にて実績を積む傍ら、家業(和裁)の修行を開始。
2015年2月、「キサブロー」を立ち上げる。
2016年2月、新宿伊勢丹にて「ISETAN×ルパン三世 LUPINISSIMO IN ISETAN 2016」に参加。
石川 五ェ門をはじめとするメインキャラをモチーフとしたオリジナル着物で、
大きな反響を呼んだ。
以降、これまでのキャリアで得た知識をもとに、
着物のデザインから空間デザインまでを手がける多才なアーティストとして活躍。
着物を通して世界が楽しくなるよう 活動を広げる。

■ オファーを受けたときの印象は?

ふだん着物を作っている私に、忍者衣装の依頼があったことに、まず驚きました。TVドラマの衣装は初めてだったので不安もありましたが、衣装で物語の世界観を作れることが嬉しかったです。

■ 台本を読んで

キャラや見せ場がどんどん浮かんできて、イメージしやすかったですね。個人的には長次(古田新太さん)が好き。忍者衣装は、長次が作るという設定もあって、彼に感情移入して作りました。

紅前屋主人で元忍者の長次(古田新太)が作った忍者衣装。紅色と漆黒色のボディにラインを入れて現代的な印象に

■ こだわり・見せどころ

監督からのオーダーは「今までにない忍者スタイル」。
忍者が忍者である要素を残しつつ、現代のテイストを取り入れてデザインしました。そこから生まれたテーマは「忍んでない忍者」。忍者衣装なのに、ド派手にいこうと!

【紅前屋】
呉服屋が作った衣装なので、着物の生地を基調にスポーティーなラインを入れてこだわりました。長次は、自分のために作ったという設定なので好き勝手にド派手に。序助(中川大志さん)は役者さんご自身が華やかなので、シャープに色味もおさえました。右左ヱ門(内村光良さん)は、ちょっとへっぽこという設定なので決めすぎず、〈帯のかわりに縄をまいたり〉ゆるめなデザインです。
【甲賀】
じつはこれが苦労しました。「悪役」というイメージを強く出しすぎるとうまくいかない。カッコ良さを出しつつも紅前屋と違いを出すために「金属」と「紐」の要素を入れました。
日向(ムロツヨシさん)のパンツの形は自分でもすごく気に入っています。数馬(伊藤健太郎さん)はセクシーなイメージだったので上半身編みこみの防具がポイントに!

(左から)紅前屋跡取り息子 序助(中川大志)、紅前屋主人で元忍者の長次(古田新太)、居酒屋のおやじで元忍者 右左ヱ門(内村光良)

(左から)右左エ門たちを迎えうつ甲賀衆頭領 日向(ムロツヨシ)、若手忍者の数馬(伊藤健太郎)

■ 収録に参加して

初めてのドラマの現場は、活気があってとても楽しかったですね。衣装がちょっと派手かな、と心配したこともありましたが出演者が着こなしてくれていたのでほっとしました。アクション用や汚しなど、初挑戦なことがたくさんあって自分にとっても新たな扉を開くことができたと思います。
「LIFE!」チームに参加できて楽しかったです!!

紅前屋主人で元忍者の長次(古田新太)が作った忍者衣装。紅色と漆黒色のボディにラインを入れて現代的な印象に

(左から)紅前屋跡取り息子 序助(中川大志)、紅前屋主人で元忍者の長次(古田新太)、居酒屋のおやじで元忍者 右左ヱ門(内村光良)

(左から)右左エ門たちを迎えうつ甲賀衆頭領 日向(ムロツヨシ)、若手忍者の数馬(伊藤健太郎)