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これまでの放送 2017年12月15日(金)の放送

ヴィヴァルディの「冬」
いつものスタジオを飛び出してコンサート・ホールから公開収録で音楽の魅力をお届けする特別編!
とりあげるのは、バロック音楽の名曲・ヴィヴァルディの「四季」から「冬」です。クラシックのイメージをくつがえすバロック音楽の自由な演奏習慣や、それ自体ロックなヴィヴァルディの人生なども紹介しながら、「古くて新しい」バロック音楽の魅力をお伝えします。ゲストの宮川彬良さんが挑戦するチェンバロ演奏と20代の若き古楽オーケストラ「ラ・ムジカ・コッラーナ」のコラボにもご注目!上尾市文化センター(埼玉県)に集まった音楽大好きな皆さんと共にお伝えします。
ヴィヴァルディ
ヴィヴァルディの「冬」
いつものスタジオを飛び出してコンサート・ホールから公開収録で音楽の魅力をお届けする特別編!
とりあげるのは、バロック音楽の名曲・ヴィヴァルディの「四季」から「冬」です。クラシックのイメージをくつがえすバロック音楽の自由な演奏習慣や、それ自体ロックなヴィヴァルディの人生なども紹介しながら、「古くて新しい」バロック音楽の魅力をお伝えします。ゲストの宮川彬良さんが挑戦するチェンバロ演奏と20代の若き古楽オーケストラ「ラ・ムジカ・コッラーナ」のコラボにもご注目!上尾市文化センター(埼玉県)に集まった音楽大好きな皆さんと共にお伝えします。

ヴィヴァルディ

バロックはロックだ!

ラ・ムジカ・コッラーナは、バロック音楽について研究しながら演奏活動を行うグループ。ヴィヴァルディをはじめとするイタリアのバロック作品は、やんちゃでライブ感に満ちていて、“ロック”とも近いとリーダーの丸山韶(バイオリン)やチェロの島根朋史はいいます。1曲目は、知名度こそ低いが、そんなヴィヴァルディのロック・テイスト満載のゴキゲンなナンバー「田園風協奏曲」を、ラ・ムジカ・コッラーナの面々が元気いっぱいに演奏します。

「冬」は音の風景画

ヴィヴァルディの「冬」は、音でイタリアのさまざまな冬の情景が描写されています。例えば、「冷たい雪のなかで寒さに震えるシーン」や「窓の外の雨」などが、絵の具ではなく「音」で描かれています。会場のみなさんへの愉快なクイズとオーケストラによる実演解説付きで、さまざまな情景を描き出すヴィヴァルディの技を解き明かします。

バロック音楽は自由だ!

クラシックといえば、楽譜どおりの音を再現するというふうにイメージしがちですが、バロック音楽は全くそんなことはありません!この時代は、もとの楽譜にさまざまな装飾やアドリブを加え、味わい深く演奏していたそうです。「冬」の第2楽章を題材に、ラ・ムジカ・コッラーナが、簡素な楽譜から魅力的な音楽をつむぎだす秘密を実演つきでレクチャー。宮川彬良さんも自由すぎるチェンバロ演奏に挑戦します。

ゲスト

これが音楽だよね!この自由さが!

これが音楽だよね!この自由さが!

宮川彬良(作曲家) 宮川彬良(作曲家)

宮川彬良(作曲家)

profile

連続テレビ小説「ひよっこ」の音楽を担当。ミュージカルや演劇の音楽も数多く手がける。
音楽をわかりやすく伝える演奏会を各地で開催している。

楽曲情報

「田園風協奏曲」第3楽章、「四季」より「冬」第1楽章、「冬」第2楽章、「冬」第3楽章
ヴィヴァルディ
ラ・ムジカ・コッラーナ
【Profile】
ヴァイオリニスト丸山韶の呼びかけによって国内外で活躍する古楽奏者たちが集い結成した、今最も勢いのある古楽オーケストラのひとつ。主にイタリアの器楽作品を取り上げ、「協奏曲」に焦点を当てた演奏会を定期的に開催している。団体名である《Collana》はイタリア語で首飾りを意味し、バロック音楽の煌びやかな装飾、そしてメンバーの志が一つとなるように、という想いが込められている。
【メンバー】
丸山韶(ソロ・バイオリン/ディレクター)、島根朋史(チェロ<コンチェルティーノ>)、吉田爽子(バイオリン2<コンチェルティーノ>)、佐々木梨花(バイオリン1・ビオラ)、天野寿彦(バイオリン2)、佐藤駿太(ビオラ)、森田叡治(チェロ)、諸岡典経(コントラバス)、金子浩(ギター/リュート)、辛川太一(チェンバロ/オルガン)

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