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これまでの放送 2017年6月9日(金)の放送

ロジャーズ&ハマースタインの「サウンド・オブ・ミュージック」 「ドレミの歌」「エーデルワイス」「私のお気に入り」…
誰もが知る珠玉のナンバーが詰まった傑作ミュージカル
『サウンド・オブ・ミュージック』。クラシックコンサートや
TVコマーシャル、ジャズの世界でも親しまれ、
いまやスタンダードとなったこの作品は、『オクラホマ!』『南太平洋』
『王様と私』など数々のヒット作を生み出した黄金コンビ、
ロジャーズ&ハマースタインによって作られた最後の作品だ。
2人のミュージカル界での軌跡を辿り、作品に込めた最後の
メッセージを紐解く。
ロジャーズ&ハマースタインの「サウンド・オブ・ミュージック」
「ドレミの歌」「エーデルワイス」「私のお気に入り」…誰もが知る珠玉のナンバーが詰まった傑作ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』。
クラシックコンサートやTVコマーシャル、ジャズの世界でも親しまれ、いまやスタンダードとなったこの作品は、『オクラホマ!』『南太平洋』『王様と私』など数々のヒット作を生み出した黄金コンビ、ロジャーズ&ハマースタインによって作られた最後の作品だ。2人のミュージカル界での軌跡を辿り、作品に込めた最後のメッセージを紐解く。

「黄金コンビ 最後のメッセージ」

2人がコンビを組んだのは、共に40代に入ってからの事。互いに経験も技術も最高潮になっていた頃だった。そしてこのコンビ誕生により、ミュージカルは大きな転換期を迎えることになる。20世紀初頭、ウィーンから輸入したオペレッタや、ショー要素の強いステージが上演されていたブロードウェイ。そこに登場したのが、歌と踊りが物語に密接にリンクした2人の作品だった。歌と踊りが物語と一体化した作品の数々は、いち“コメディショー"として扱われていたミュージカルが、どんな素材でも表現できる演劇形態であることを証明したのだ。しかし、順調にヒット作を連発させてきた2人のキャリアを揺るがす出来事が起こる。ハマースタインが癌に侵されていたのだ。そんな2人が次に選んだテーマこそ、音楽を通して心を通わせ、歌声をひとつに困難を乗り越えていく家族の物語だった。それは『音楽の力』を信じてきた2人が最後にめぐりあった、最高の題材だった。そしてあの名作ミュージカルが誕生する・・・。

クラシック珍道中「ミュージカルナンバーに隠された秘密」

リポーターがその道の専門家を訪れ、名曲の世界を味わう為のワンポイントを学ぶコーナー。
第3弾は阿佐ヶ谷姉妹が、黄金コンビが楽譜に凝らした技の数々を学びにいく。
講師となるのは、これまでに40作以上ものミュージカル作品に携わってきた指揮者・塩田明弘さん。
(レッスン例:その①「ひとりぼっちの羊飼い」がヨーデル風聞こえるための工夫/その②不安な気持ちを徐々にアゲていく「私のお気に入り」に凝らした技)

豪華なメドレーを披露!

番組ラストには、ミュージカル界で大活躍中の俳優シルビア・グラブさんと鈴木壮麻さんが登場して、
「サウンド・オブ・ミュージック」の名曲メドレーを披露。

ゲスト

安倍寧(音楽評論家) 安倍寧(音楽評論家)

安倍寧(音楽評論家)

これまでに700作以上の海外ミュージカルを観劇
1960年代 越路吹雪ミュージカル作品、劇団四季公演を皮切りに
1970~2000年に渡り数々の海外作品の日本公演の企画・交渉に携わる

楽曲情報

「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー
オスカー・ハマースタイン2世
リチャード・ロジャース
栗山和樹

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