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これまでの放送 2016年6月11日(土)の放送

吹奏楽特集(2)「コダーイのハーリ・ヤーノシュ」
吹奏楽特集と題してお送りする2回目。
コダーイ作曲の「ハーリ・ヤーノシュ」をご紹介。
もともとオーケストラのために作られた作品だったが、
吹奏楽に編曲された版が中学・高校の吹奏楽コンクールで人気曲に。
この曲の練習に励む高校吹奏楽部をプロの若手演奏家が訪問し、
より魅力的な演奏を引き出すための秘密を伝授。
特別レッスンを通じて「ハーリ・ヤーノシュ」、そして吹奏楽の醍醐味に迫る。
吹奏楽特集(2)
「コダーイの“ハーリ・ヤーノシュ"」
吹奏楽特集と題してお送りする2回目。
コダーイ作曲の「ハーリ・ヤーノシュ」をご紹介。もともとオーケストラのために作られた作品だったが、吹奏楽に編曲された版が中学・高校の吹奏楽コンクールで人気曲に。この曲の練習に励む高校吹奏楽部をプロの若手演奏家が訪問し、より魅力的な演奏を引き出すための秘密を伝授。特別レッスンを通じて「ハーリ・ヤーノシュ」、そして吹奏楽の醍醐味に迫る。

大ホラ吹きのヒーロー

「ハーリ・ヤーノシュ」とはハンガリーの有名なおとぎ話。主人公ハーリ・ヤーノシュが連日酒場で村人に語った若き日の武勇伝である。その内容は、オーストリア王女をひとめ惚れさせただとか、ナポレオン軍を一瞬のうちにやっつけただとか、ハーリ・ヤーノシュによる奇想天外なホラ話。しかしこのホラ吹き男、ハンガリーではなぜかヒーローとして愛されている。その理由はハンガリーのそれまでの歴史にある。ハンガリーはオーストリアや、ナポレオン率いるフランスからの支配に長い間苦しんできた。その苦い歴史をホラ話で笑い飛ばしてしまうハーリは、ハンガリーの人々にとって愛すべき存在となったのだ。そんなおとぎ話を音楽で表したのがコダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」なのだ。

出張!特別レッスン

番組でお邪魔したのは、長野県飯田高等学校吹奏楽班の皆さん。昨年のコンクールでこの曲を演奏し、見事金賞に輝くほどの実力。しかしまだまだ課題があるとのこと。そこで先週に引き続き、若手ウインドオケ「ぱんだウインドオーケストラ」のメンバーに特別レッスンをしてもらうことに。この曲を演奏する最も重要なポイントは「ユーモラス」だと生徒に伝えるぱんだのメンバー。それを表現するための特別レッスンとは?

挑戦!ユーモラスな音楽表現

挑戦!ユーモラスな音楽表現

ハーリとの戦いに負けたナポレオンの情けない姿や、ホラ話を聞く村人の笑い声がトロンボーンで表されていると生徒に解説するメンバー。トロンボーンの高い音で表現された笑い声を上手に吹くために、壁に押し付けたティッシュを落とさないよう強い息を吹き続けるというトレーニングを伝授する。また、派手に鳴らされるシンバルでクシャミを表現しているという。そして、この曲でトランペット一番の見せ場である行進曲を軽快に響かせる練習法を生徒に伝授。曲の背景を知ることで「ハーリ・ヤーノシュ」の捉え方が変わった飯田高校の生徒たちだった。

ゲスト

「吹奏楽はチームワークですね」

「吹奏楽はチームワークですね」

小倉優子(タレント) 小倉優子(タレント)

小倉優子(タレント)

profile

小中学校時代 吹奏楽部でフルートを担当

楽曲情報

「ハーリ・ヤーノシュ」から第4曲、第6曲
コダーイ
ぱんだウインドオーケストラ(吹奏楽)
山下一史(指揮)

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