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これまでの放送 2014年12月13日(土)の放送

ららら♪クエスチョンスペシャル ~オーケストラ編~ 冬の特別企画「ららら♪クエスチョン」の拡大版!皆さんから寄せられた、オーケストラにまつわる質問の数々にどんどんお答えします! ららら♪クエスチョンスペシャル ~オーケストラ編~
冬の特別企画「ららら♪クエスチョン」の拡大版!皆さんから寄せられた、オーケストラにまつわる質問の数々にどんどんお答えします!

コンサートマスターにまつわる質問の数々

オーケストラの中でも特に多くの質問を寄せられたのが「コンサートマスター(略してコンマスとも呼ばれる)」。演奏会では、客席から見て指揮者の左側に座っている第1バイオリン首席奏者が務めるのが一般的。一体どんな役割があるのか、東京フィルハーモニー交響楽団のソロコンサートマスターである、荒井英治さんの仕事場を覗かせて頂きました。

  • ・コンサートマスターにはどんな役割があるの?
    練習風景から見えてきたコンマスの役割は、大所帯のオーケストラを取りまとめる“代表"であり、指揮者との間に入る“調整役"でもありました。時に指揮者の考えを楽団員に浸透させ、時に指揮者に音楽的なプレゼンを行う。指揮者と楽団員の信頼を一身に集める、重要な人物なのでした。
  • ・オーケストラの中には何人のコンサートマスターがいるの?
    日本オーケストラ連盟に加盟している団体の中から、番組が調査したところ、ひとつのオーケストラの中に在籍するコンマスの数は※0~4人でした。(2013年データ調べ。※データは変動しています)
  • ・コンサートマスターはなぜバイオリン奏者に多いの?
    荒井さんによると、「演奏する場面が多く、皆から見えて合図しやすい位置にいるため。またはかつて指揮者がいなかった時にバイオリン奏者が指揮も兼ねていた頃の名残なのではないか。」ということでした。

コンサートマスターにまつわる質問の数々

オーケストラの中でも特に多くの質問を寄せられたのが「コンサートマスター(略してコンマスとも呼ばれる)」。演奏会では、客席から見て指揮者の左側に座っている第1バイオリン首席奏者が務めるのが一般的。一体どんな役割があるのか、東京フィルハーモニー交響楽団のソロコンサートマスターである、荒井英治さんの仕事場を覗かせて頂きました。

  • ・コンサートマスターにはどんな役割があるの?
    練習風景から見えてきたコンマスの役割は、大所帯のオーケストラを取りまとめる“代表"であり、指揮者との間に入る“調整役"でもありました。時に指揮者の考えを楽団員に浸透させ、時に指揮者に音楽的なプレゼンを行う。指揮者と楽団員の信頼を一身に集める、重要な人物なのでした。
  • ・オーケストラの中には何人のコンサートマスターがいるの?
    日本オーケストラ連盟に加盟している団体の中から、番組が調査したところ、ひとつのオーケストラの中に在籍するコンマスの数は※0~4人でした。(2013年データ調べ。※データは変動しています)
  • ・コンサートマスターはなぜバイオリン奏者に多いの?
    荒井さんによると、「演奏する場面が多く、皆から見えて合図しやすい位置にいるため。またはかつて指揮者がいなかった時にバイオリン奏者が指揮も兼ねていた頃の名残なのではないか。」ということでした。

オーケストラは楽譜をどれぐらい持っているの?

東京フィルで現在保管している楽譜の数は、なんと約5000!長い歴史をもつクラシック音楽。1つの曲でも、時代ごとの研究の進行によって解釈が異なり、内容の違う楽譜があることも。オーケストラは、あらゆる演奏会に対応するために、同じ曲でもたくさんの楽譜を揃えているのです。

オーケストラ所有の楽器はどんなものがある?

東京フィルの場合は、ティンパニやコントラバスなど演奏会でもおなじみの楽器に加え、アイーダトランペットやワーグナーチューバなど150以上もの楽器を所有していました。その基準は、「日常、持ち運びするのが困難が大きい楽器。もしくは個人で所有するのはあまり有り得ないような特殊な楽器」ということでした。

オーケストラの演奏会の演目はどうやって決めているの?

東京フィルの事業部に伺ったところ 「演奏会の準備は、早いもので2年前から会場をおさえることから始まります。演目は主催者、指揮者、ソリスト、オーケストラ、それぞれの意向を反映させてお客様に喜んで頂ける演目を決定している」とのこと。 開催時期や他の演奏会とのバランス、または指揮者やソリストの得意とする曲など、様々な条件を考慮したうえで決定されるそうです。ただし、音楽監督が在籍しているオーケストラでは、その方の意向が大きく反映される場合もあるそうです。

演奏会前にオーケストラはどれぐらい全体練習しているの?

こちらも東京のフィル事業部に伺いました。答えは「本番前の3日間が平均的」とのこと。楽団員の皆さんは、それまでに自分の演奏部分を完璧にしてくる為、全体練習は限られた時間の中で集中して行われるということでした。

オーケストラの演奏会の映像はどのように撮影されているの?

まず担当ディレクターが、視覚的に音楽を感じてもらう為に、どのタイミングで何を映し出すのが効果的かを考えて台本を作成します。NHKのクラシック音楽番組では、オーケストラの編成・会場の規模・演出に合わせて3台~8台のカメラを使用して収録を行います。スタッフ全員が一丸となり、一発本番の収録に臨んでいます。

演奏中 奏者はどんな時に指揮者を見てるの?

東京フィルの楽団員の皆さんに伺ったところ、「ソロの部分」、「テンポが変わる場面」、「曲の中で伝えたいニュアンスを指揮者から読み取りたいとき」など様々な答えが返ってきました。また、忘れずに指揮者を見たい重要なポイントでは、なんと楽譜に「メガネマーク」を書き込んでいたんです!これで演奏に集中しているときでも、忘れることなく指揮者を見れるとのこと。奏者の方々が指揮者の合図を的確にとらえることで、一糸乱れぬ演奏が実現されていたんですね。

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