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これまでの放送 2014年3月15日(土)の放送

特別編 食卓の作曲家たち 春の特別企画第一弾!作曲家と食をテーマに、作曲家たちの食の好みや食卓の様子
作品との意外な関係に迫る
特別編
~食卓の作曲家たち~
春の特別企画第一弾!作曲家と食をテーマに、作曲家たちの食の好みや食卓の様子
作品との意外な関係に迫る

「こどもの情景」から「トロイメライ」
「こどもの情景」から「トロイメライ」

第2の「食卓」

人生の3分の1を旅に費やしたというモーツァルト。幼い頃からヨーロッパ中を演奏旅行した彼の食事は「外食」が中心でした。各地で新しい料理を味わったり、豪華な食事会にも招かれたりと、グルメな旅でもあったのです。旅先から書いた手紙には、誰と食べたかという事が多く記されています。ひとりぼっちが嫌いで、誰かと食事をとるのが好きだったモーツァルト。実は、寂しがり屋だったのかもしれません。そんな彼はウィーンの「カフェ」がお気に入り。演奏会を行ったり、仲間と軽食をとったりと「第2の食卓」ともいえる場所でした。カフェでモーツァルトがよく注文していたのが「コーヒー」。実はカフェもコーヒーも、かつてウィーンに繰り返し攻めてきたトルコ軍の置き土産。モーツァルトの時代、ウィーンはトルコブームに沸いていました。流行に敏感だった彼は、すかさずそのブームに乗りました。そして出来たのがトルコ軍楽隊の音楽を取り入れた「トルコ行進曲」だったのです。

キッチンに立つ作曲家たち

ロッシーニ高級食材をふんだんに使った シェフ顔負けのこだわり派
「私の作品をどう言おうと勝手だが
マカロニ料理の調理法について私に意見できるものはいない」

ヴェルディ大きな農場を経営し自家製食材を愛した 地産地消派
「ときどき作曲する農民」

シューベルトお手製の鍋をふるまう 大勢で鍋派
「真の友人を見つけるのが人の幸せである」

キッチンに立つ作曲家たち

ロッシーニ
高級食材をふんだんに使った シェフ顔負けのこだわり派

「私の作品をどう言おうと勝手だが
マカロニ料理の調理法について私に意見できるものはいない」

ヴェルディ
大きな農場を経営し自家製食材を愛した 地産地消派

「ときどき作曲する農民」

シューベルト
お手製の鍋をふるまう 大勢で鍋派

「真の友人を見つけるのが人の幸せである」

詩人が愛した2つの味

ピアノの詩人と呼ばれたショパン。彼の故郷ポーランドで幼い頃から母の歌う民謡を聴き、郷土料理を食べて育ちました。療養のため家を離れた時の手紙には故郷のパンを恋しがる様子が書き残されています。そんなショパンですが、20才の時外国での演奏旅行の間にポーランドで革命が起こります。ふるさとを失ったショパンは活動の拠点をパリへと移すこととなったのです。パリの社交界で大成功を収め、次第に豪華な食事の席に呼ばれることも多くなっていきました。そこで、よく頼んでいたのはホワイトソースで味付けられた白身魚の料理と白ワイン。当時のパリっ子たちは、こぞって、このショパンのメニューを真似したそう。パリの高級料理と、ポーランドのおふくろの味。ショパンの胸の中にはきらびやかな世界と、心に刻まれたふるさとが同居していたのでしょう。

ゲスト

眞鍋かをり
(女優・タレント)

眞鍋かをり(女優・タレント) 眞鍋かをり(女優・タレント)

楽曲情報

トルコ行進曲
英雄ポロネーズ
①モーツァルト
②ショパン
①菊池洋子
②横山幸雄
バイオリン 弓

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