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これまでの放送 2013年6月22日(土)の放送

にぎやかな動物たちの中で光る宝石 ライオンや象などが登場する組曲「動物の謝肉祭」の中で光り輝く宝石のような「白鳥」
チェロの名曲の魅力「キラメキ」の秘密にせまる!
にぎやかな動物たちの中で
光る宝石
ライオンや象などが登場する組曲「動物の謝肉祭」の中で光り輝く宝石のような
「白鳥」
チェロの名曲の魅力「キラメキ」の秘密にせまる!

ポロネーズ 変イ長調 「英雄」
ポロネーズ 変イ長調 「英雄」

にぎやかな動物園

「白鳥」は、フランスを代表する作曲家サン・サーンスが1886年に作曲した、全14曲からなる組曲「動物の謝肉祭」のなかの1曲。「動物の謝肉祭」は、ライオンや象などおなじみの動物が描写されています。ライオンの雄叫びは弦楽器の低音、飛び跳ねるカンガルーはリズミカルなピアノ、かっこうの鳴き声はクラリネット。「動物の謝肉祭」の副題を直訳すると「動物学の大幻想曲」。サン・サーンスの動物に対する鋭い観察眼が発揮された曲なのです。この曲が作曲された頃、人々は今の私たちと同じように動物園を楽しんでいました。世界中を旅したサン・サーンスも、いろいろな場所で動物園を訪れ、アメリカの動物園の印象から、「狭苦しい所に閉じ込めずに、もうちょっと工夫したら」と苦言を呈しています。動物たちに優しいまなざしを向けていたサン・サーンスが作曲したのが13種類の動物が登場する「動物の謝肉祭」です。にぎやかな動物たちの後、最後に登場するのが「白鳥」。多くの人に愛され、組曲の中でも一番の人気を誇る曲なのです。

ネタばらし禁止

2歳でピアノを弾き、3歳で作曲したという神童であったサン・サーンスは、天文学、数学、絵画など様々な分野に関心を持つ教養人でした。そんな彼の趣味のひとつが天体観測、高価な望遠鏡まで持ち、日食を観測するためにはいろいろな場所に出かけました。好奇心旺盛で楽しいことが大好きでした。「動物の謝肉祭」は、サン・サーンスが、親しい友達が集まる音楽会のために作曲。友達を楽しませるために曲の中に様々なネタが仕込まれています。偉大なる先輩作曲家(オッフェンバック)の有名なメロディーをパロディーにしたり、ナポレオン3世を化石にしてしまったり!そんな知的好奇心を刺激する遊びがいっぱいのこの曲。サン・サーンス自身も作曲を楽しんでいました。

キラメキの秘密

美しく光り輝く「白鳥」には、「キラメキ」のポイントがあります。その秘密を、チェロ奏者の遠藤真理さんと一緒に作曲家の加羽沢美濃が解説します。そのキラメキ・ポイントは、
①チェロの高音②ピアノが奏でる水面③飛び跳ねる水しぶき
これらのキラメキ・ポイントが「白鳥」を美しく光り輝かせていたのです!
美しく光り輝く「白鳥」には、「キラメキ」のポイントがあります。その秘密を、チェロ奏者の遠藤真理さんと一緒に作曲家の加羽沢美濃が解説します。 そのキラメキ・ポイントは、
①チェロの高音
②ピアノが奏でる水面
③飛び跳ねる水しぶき
これらのキラメキ・ポイントが「白鳥」を美しく光り輝かせていたのです!

ゲスト

新山千春
(タレント)

新山千春(タレント) 新山千春(女優・歌手)

楽曲情報

白鳥
サン・サーンス
遠藤真理(チェロ)
越知晴子(ピアノⅠ)
金井玲子(ピアノⅡ)
バイオリン 弓

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