2019年01月22日 (火)

【京これ!】舞鶴の歴史感じる"再現グルメ"

今回ご紹介したのは、

味や香りからも歴史を学べる、舞鶴市の“再現グルメ”!

京都府北部の舞鶴は昔から丹後の中心として栄え、

現在に至るまで歴史上の重要な役割を担ってきました。

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その歴史の中で食べられてきた料理を再現し、

提供している場所があります。

舞鶴には明治時代、海軍の鎮守府が置かれ栄えました。

その明治時代に高級旅館の別館として建てられた場所が

去年秋にレストランとして再オープンしています。

ちなみに2階にある一室は、舞鶴鎮守府初代長官の

東郷平八郎が使用したと伝わっています。

 1901162.jpg

このレストランでは、

海軍の船の中で作られていた料理を再現して

提供しています。

「海軍カレイライス」や「シチュードビーフ」など。

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カレーはスパイシーで大きな具が食べ応えばっちり。

シチューはお肉がホロホロ、

コクのあるデミグラスソースが美味です。

 

これらは明治41年に発行された

調理を担当する船員のための教科書、

「海軍割烹術参考書」に載っている料理です。

といっても、

中に書かれているレシピはとても簡単な手順のみ。

当時の海軍の西洋料理はイギリスから伝わったため、

イギリスから入ってきていたであろう

スパイスを調合したり、

船員の脚気(かっけ)を予防するため、

ビタミンB1豊富な麦飯を使ったという

資料を参考にしたりと、

試行錯誤して再現したそうです。

再現に挑戦した料理長は、

「趣のある建物と海軍料理を一緒に楽しんでほしい」

と話していました。

 

 

舞鶴引揚記念館でも再現グルメが楽しめます。

1901164.jpg

舞鶴には第二次世界大戦後

「舞鶴引揚援護局」が置かれ、

主にシベリアから戻ってきた66万人もの引揚者の

支援や帰国の手続きを行っていました。

手続きを待つ数日の間、引揚者の癒しとなったのが、

援護局で出された食事です。

その献立の一例が、「舞鶴地方引揚援護局誌」

という資料に残っています。

 

それを再現し、併設のカフェでイベントの際などに

「援護局レシピ」として限定提供しています。

終戦から4年、昭和24年に出された

「コンビーフすき焼き」。

薄切りの牛肉にコンビーフ独特のコクが加わり、

意外なおいしさです。

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昭和33年には

「小あじの天ぷらとカレー汁」が出されていました。

舞鶴産のアジがこれまたおいしいんです!

1901166.jpg

 記念館の学芸員は、

「苦労をして帰ってこられた方に

たくさん食べていただいて、日本へ帰ってきた喜びと

これから頑張ろうという気持ちになってほしいと

作られていたのでは」と話していました。

この「援護局レシピ」は、1月と2月にも提供されます。

2019年1月25日(金)・26日(土)・27日(日)、2月16日(土)

各メニュー15食ずつの限定です。

 

再現グルメで、

舞鶴の歴史に思いをはせることができました。

投稿者:山内美和 | 投稿時間:14:38 | カテゴリ:京これ! | 固定リンク

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