2018年09月14日 (金)

中継「時代を映す子供たちの顔」【入江憲一】

8月30日、「ニュース630 京いちにち」で、
「時代を映す子供たちの顔」と題して
京都市学校歴史博物館から中継でお伝えしました。

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  京都市学校歴史博物館(下京区)

京都市学校歴史博物館は、市の教育委員会が運営し、
学校の歴史を伝える展示をしています。
建物は、日本初の学区制小学校として
平成4年まで授業が行われていた
旧校舎を利用しています。

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小学校旧校舎を利用した博物館の内部

ここで10月1日まで開かれているのが、
市民からの寄贈品で
小学校の歴史を紹介する企画展です。
そのなかには、戦争が子供たちの生活を
いかに揺さぶってきたか、
わかるものがあります。

中継では、展示室の1つから、
「学童疎開」の様子を描いた絵、
習字の授業で書かれた「ウチテシヤマム」の字など、
戦時中の小学校(当時は国民学校)の
子供たちの様子がわかる資料をご紹介しました。

疎開の絵には、
子供たちが自分で編んではいていたわら草履や
弁当箱全体に入っていたはずの豆ご飯が、
背負って歩くうちに片寄り、
食べる前には半分になってしまった様子などが
描かれています。
また、写真の子供たちの顔も
どこかしら緊張しているように見えます。

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博物館への寄贈 三原正美さん

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博物館への寄贈 三原正美さん

一方、戦後の子供たちの様子を伝える資料には、
終戦の翌年の習字作品として
「世界永遠平和」が展示され、
戦後7年たって
小学校2年生の遠足で撮られた写真には、
子供たちの笑顔があふれています。

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博物館への寄贈 吉本貞子さん

中継では、この写真を博物館に寄贈された
吉本貞子さんにお話を伺いました。
「遠足で普段は食べられないような
弁当を作ってもらい、とてもうれしかった。
戦争はとにかく嫌です」とおっしゃっていました。

会場では、
その他にも修学旅行のしおりや文集など、
寄贈された方一人ひとりの
思い出の品々が並べられています。
この4年間で約4千点が寄贈され、
そのうち今回の企画展では80点ほどが
展示されています。

担当の学芸員、和崎光太郎さんは、
「個人が大切に保管されてきたものは
当時のリアルな姿を映し出しています。
そのいきいきとした様子を見て欲しい」
と話されていました。

企画展「明治150年 
京都の学校史をたどるー小学校編ー」は、
10月1日まで開かれています。


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