2018年02月09日 (金)

ガンバレ 中学生 !!

京都市の中学校アナウンスコンクールで
審査を担当させていただきました。
中学生たちが大切だと思ったこと、心を動かされたことを声で伝えるイベントです。
「アナウンス」と「朗読」にチャレンジする一生懸命な様子は、
見ごたえ、聞きごたえがありました。

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2月4日、京都市中学校アナウンスコンクール
京都アスニーで行われました。

普段、学校の放送部で校内放送などをしている中学生たち、およそ90人が、
アナウンス」と「朗読」の2部門に分かれて練習の成果を披露しました。

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  <発表が終わっての「講評」です>

このうち「アナウンス」は、自分で取材して原稿を作り、それを伝えるものと、
あらかじめ決められた課題文を読むものの2種類があります。

参加者がまず取り組むのは、原稿作りです。
今回のテーマは「京都市外の人に伝えたい京都市の文化の魅力」。
参加した中学生たちは、身のまわりから題材を探して調べ、原稿にまとめていました。
伝統の行事や産業、芸能、着物や京ことばなど、
着眼点が面白いものがずらりと並びバラエティーに富んでいました。

内容は、関係者に話を聞いたり、先生や友達の意見を参考にしたりして決めていったのでしょう。
工夫の跡がたくさんありました。まさに苦労の結晶力作ぞろいでした。
声の表現は、準備をしっかりしたものほど伝えたい気持ちがにじみ出て、
うまい下手を超えて力のある発表になっていました。
大切なのは小手先のテクニックではありませんね。

朗読」は、朝井リョウ作「チア男子!!から朗読箇所を自分で選びます。
自分で原稿を作らなくていいならこっちの方が楽、なんて思ったらとんでもありません。

作品のどこに心を動かされたのかなど、よく考え、自分で読む部分を決めます。
あとは声の表現ですが、さあこれが大変。
物語の世界を構成するものは、実にいろいろあります。
情景描写説明複数の登場人物のセリフ、その奥にある感情微妙な雰囲気など、
聞く人に様子がしっかり浮かぶように声にするのは簡単ではありません。
思いをこめようと、「寒い」、「美しい」など形容詞を不自然に強調すると
表現が薄っぺらになってしまいます。
作品を読みこんで何を感じたか、作者が伝えようとしているのは何か、
自分なりにつかまえてチャレンジを繰り返す。
自分の声を録音して、聞き直してみて読み方を修正し、
先生や友達の意見を参考にするなど、地道な準備をていねいに積み重ねます。

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    <表彰されると励みになりますよね>

決して苦労ばかりではありません。
伝えたかったこと、大切なこと、感動したことが、
聞いている人に伝わったと感じられたときの喜びは何とも言えません。
コンクールにチャレンジした中学生のみなさんには、
この喜び、「伝える楽しさ」を感じる機会をもっともっと持って味わって欲しいと思いました。
一生懸命取り組んで伝わる喜びは、自分の力になります。そして、相手の力にもなります。
さらに、人と人をつないでくれると思います。
ガンバレ中学生!!


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